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中国の東北工程に影響された歴史学界…4つの新しい認識枠
中国の東北工程は、韓国史への歪曲した見方だけを認識させたのではない。
これまで韓国が関心を寄せてこなかった東北アジアの古代史に関する新しい見方をも目覚めさせた。
●最古の文明は黄河文明ではない
四季出版社が最近出刊した『アトラス中国史』は、世界4大文明の一つを黄河文明や中国文明と呼ぶことの不当性を指摘する。
黄河文明のほかに、揚子江流域の河姆渡(かぼと)文化、遼河流域の新楽・紅山文化など、
起源と系統の異なる文化が同時多発的に発展したためだ。
そのため、これを「東アジア文明」と呼ぶことを提案する。
中国の学者たちは、遼河文明を「中華文明の起源」「世界最古の文明」と主張するが、
国内学界では、神話で伝えられているだけの古朝鮮文明の実体に接近し始めた。
●蛮夷の再認識
中華史観の影響で朝鮮時代から蛮夷と見下されたモンゴル、満洲、日本を、
東夷というより拡大した文明共同体として見始めた。
東夷族を遼河文明(古朝鮮)から出発した同一系統として見る必要性を提起する。
●中国史の解体
東夷族の系統では、言語(アルタイ語系)と神話(卵生神話、熊崇拝、弓術神話)、
文化(太陽崇拝、祭天文化、ソッテ文化、シャーマニズム、シルム文化)の特徴を共有する。
愼鏞廈(シン・ヨンハ)梨花(イファ)学術院教授は、このような共通点を匈奴やウィグルなどの北戎はもとより、
トルコ、ブルガリア、ハンガリー、フィンランド、エストニアにつながる「古朝鮮文明圏」に拡大して見ることを主張する。
●「忘れられた輪」夫餘の再発見
東洋大学の金ウンフェ教授は、夫餘の仇台王が南方へ移動して百済の古爾王になり、
百済の近肖古王が日本に渡って応神天皇になった可能性が高いとし、
これを大陸夫餘―半島夫餘―列島夫餘の成立過程と説明する。
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