■ハングル板の本棚■第14書架at KOREA
■ハングル板の本棚■第14書架 - 暇つぶし2ch300:マンセー名無しさん
07/10/04 06:36:14 hkk2sE8y
近刊
【善隣友好のコリア史 ― 朝鮮通信使と吉宗の時代】
片野次雄(著) 彩流社 2007/10

朝鮮出兵で崩壊した関係修復に力を注いだ家康は、宣祖から捕虜の帰還を目的とした
第1回の使節団(探賊使)派遣をとりつけた。
善隣友好、文化交流の証でもあった12回におよぶ通信使の姿を、第九次通信使の足跡
を通して辿る。

■著者紹介
片野 次雄(カタノ ツグオ)
1935(昭和10)年、東京都大田区生まれ。30年以上にわたり、民族学的な見地から僻村
の取材を行なうかたわら、李氏朝鮮を中心に歴史研究を続ける。
著書に『善隣友好のコリア史』『李朝滅亡』『徳川吉宗と朝鮮通信使』『李舜臣と秀吉』『世
界歴史紀行「韓国」』『戦乱の朝鮮三国』『世宗大王とハングル』『王国の悲哀』『李舜臣と
秀吉』『日帝三十六年の顔』など多数ある。
1995(平成7)年、著述を通して日韓友好に寄与した功績により、大韓民国政府から感謝
状を授与された。また山岳カメラマンでもある。

301:マンセー名無しさん
07/10/04 06:59:01 hkk2sE8y
近刊
【秘書類纂 朝鮮交渉1~8】
伊藤博文文書研究会・檜山幸夫(編) ゆまに書房 2007/09

明治政府の中枢にあり、国家建設事業や外交をリードした伊藤博文が残した日本近代史
の最も重要な歴史史料。
原史料の全てを影印復刻し収録。
平塚版『秘書類纂』で省略・割愛・改竄された部分をも収める完全版。
原史料の影印復刻であるため、史料情報が保持されている。 
各巻には詳細目次を付し、各分類毎に解題を付す。

第1巻  明治八年九月の江華島事件から、その翌年に締結した日朝修好条規までの関
      係史料。
第2~3巻  明治一五年七月に発生した壬午事変から甲申事変、漢城条約締結に至っ
         た明治一八年までの関係史料。
第4巻  明治一七年に発生した甲申事変に伴う、日清間交渉から翌年四月に締結した
      天津条約までの関係史料。
第5巻  甲申事変までの経過における、朝鮮をとりまく内外の情勢に関係する史料。
第6巻  壬午事変に対するボアソナードなど在日外国人よりの意見書や、日本政府の各
      国への対応を中心とした関係史料。
第7巻  明治二七年におこった、東学党の乱への対応を中心とした関係史料。
第8巻  明治二八年におこった三浦梧楼らによる閔妃事件の処理を中心とした関係史料。

302:マンセー名無しさん
07/10/04 07:09:33 hkk2sE8y
近刊
【秘書類纂 朝鮮交渉9~16】
伊藤博文文書研究会・檜山幸夫(編) ゆまに書房 2007/12

第 9 巻  明治二六年前後の防穀令事件に関する史料。
第10巻  明治二七年に勃発した日清戦争への各国の対応や、朝鮮内政問題などを中
       心とした史料。
第11巻  閔妃事件関係者の処理中心の史料
第12巻  明治二八年、日本における対朝鮮政策関係史料を中心に収録。
第13~14巻  明治二七年、井上特命全権公使より、朝鮮内政改良や東学党鎮撫に関
           する報告書など。
第15巻  閔妃事件前後に交わされた電報を一括収録。
第16巻  日清戦争の戦況報告の電報など。
---

>>301 のものとは出版される時期が異なるので、別々に紹介しました。
伊藤博文文書・全127巻のうち、朝鮮関係のものは、この16冊で全部です。

303:OrcishSerjeant
07/10/04 07:28:46 Cf5Rkh2Z
>>298 ちょwwwおまwww
朝鮮人を躾けるにはいいかもしれないが、
日本人を世界のどこへ行っても通用しない嫌われ者に育てる気か!

304:マンセー名無しさん
07/10/04 11:08:59 CZVkr33q
>>295

古田博司と関川夏央の対談、どこかの雑誌でやらないかなぁ。
前回の時(対談ではなく鼎談だったかな)古田は、関川の若書きを茶化したりして、
結構おもしろかったから。
それにしても、田中明もそうだけど、「昔ながらの親韓派」知識人の韓国に関する
発言が今後、少しでも希望を感じさせるものになることはもう二度とないのかもね。

305:マンセー名無しさん
07/10/04 11:43:52 2KwJklKw
>>304
やってほしいね

黒田&関川&尹学準の鼎談は何度か見たことあるけど

黒田&古田も見てみたい

306:マンセー名無しさん
07/10/04 15:13:28 tRBWj0MV
>>304

彼の国の「言論」、機械翻訳で流し読みしても相当逝ってると思うのに、細かな所まで分かったら
尚更なのではあるまいか。

307:マンセー名無しさん
07/10/04 17:27:52 hkk2sE8y
>>153 で紹介した本を、反日新聞…ではなく朝日新聞が紹介してますね。

URLリンク(www.asahi.com)

  朝鮮人強制連行の全国調査資料集 7750人の名を記載

太平洋戦争中に朝鮮半島から強制連行されて亡くなった朝鮮人の実態調査を進めてい
る浜松市の地域史研究家、竹内康人さん(50)が、約1550カ所の連行先事業所と、亡
くなった7750人の名前などを記載した「戦時朝鮮人強制労働調査資料集」を発刊した。
20年以上かけ、行政資料や各地の市民団体の調査結果にあたり、関係者の証言を聞き
取って一覧にした。これまで地域ごとに資料があったが、一つに集約されたのは初めてだ。

日本は、国家総動員法(38年制定)に基づく計画に沿って39~45年に朝鮮人を雇用・
徴用した。当初は「募集方式」で進めたが、42年からは監視つきの「官斡旋(あっせん)
方式」、44年には徴用令に基づく「徴用」と変更。鉱山や工事現場、軍需工場へ連行した。

働かされた朝鮮人は70万人、うち数万人が亡くなったともいわれるが、正確な人数は分
かっていない。竹内さんは83年ごろから強制連行について調査を始めた。

戦争末期の44年ごろに約2千人の朝鮮人が働いたとされる静岡県掛川市の中島飛行機
の地下工場を手始めに、現場などを訪ねた。どこでだれが、いつ亡くなったのかなど基礎
的なデータが不足していることを痛感し、資料集の作成を考えた。

強制連行の事務を所管していた旧厚生省勤労局の「朝鮮人労務者に関する調査」や、旧
陸軍の名簿などから連行先のデータを集めた。また、生き残った朝鮮の人々らから聞き
取りをした。

把握できた約1550カ所の連行先は国内だけでなく、フィリピンやインドネシアなど旧植民
地だった東南アジア諸国の連行先も含まれている。

308:マンセー名無しさん
07/10/04 17:28:24 hkk2sE8y
>>307 の続き)

ほかに、強制かどうか明らかではないが、朝鮮人の動員・就労が確認された場所やその
可能性が高い場所計約1300カ所も記した。土木建設や港湾、軍需工場などの業種も
明記。従軍慰安婦の慰安所も記した。

名前が明らかになった7750人の名簿には本名と日本名、本籍地の住所、連行先の事
業所名、死亡年月日、死亡年齢を記載。分かる限りで労災や病気、ガス爆発などの死因
も載せた。

発行元の神戸学生青年センターによると、在日朝鮮人らでつくる市民団体「朝鮮人強制
連行真相調査団」などが各地で調査を続けてきたが、全国のデータをまとめた資料はな
かったという。

竹内さんは「被害を受けた人の視点で歴史を見ることが、平和に向けた歴史認識の共有
につながる。今後は、当事者の証言などデータベース化を進める必要がある」と話してい
る。
---

余談ですが、朝日って、昭和十七年六月十一日に「朝鮮・徴兵制に感激の波高し」なんて
記事を載せたんですよねwww

309:マンセー名無しさん
07/10/04 17:34:43 z6QLJ+eT
>>304
もはや、愛が幻滅に変わり果ててしまった人ばかりだからね・・・<昔ながらの親韓派

310:マンセー名無しさん
07/10/05 18:26:30 t3swIdS/
近刊
【世界史の中の現代朝鮮 ― 大国の影響と朝鮮の伝統の狭間で】
エイドリアン・ブゾー(著) 李娜兀、柳沢圭子(訳) 明石書店 2007/10/10

19世紀末から現代にいたる朝鮮半島の歩みを、近現代の国際情勢という大きな潮流のな
かに位置づけ、朝鮮社会内部の変化と連続性の双方に力点をおきながら描く。
外交官として在北朝鮮大使館に勤めた経験をもつオーストラリアの研究者によるユニーク
な朝鮮史。

■内容

序  章  文化の基盤 一九世紀
第一章  帝国への併合 一九一〇~三一年
第二章  暗い裂け目 一九三一~四五年
第三章  苦い自由 一九四五~四八年
第四章  最大の不幸 一九四八~五三年
第五章  絶望の克服 一九五三~七一年
第六章  運命の逆転 一九七一~八〇年
第七章  それぞれの道 一九八〇~九二年
第八章  つけの支払い 一九九二~二〇〇〇年
終  章  朝鮮半島の新情勢 二〇〇〇~〇六年

311:マンセー名無しさん
07/10/05 18:30:08 t3swIdS/
近刊
【都市の景観地理 韓国編】
阿部和俊(著) 古今書院 2007/10

韓国の都市を、大都市、小都市にわけて、景観の変化をその背景の要因と関連づけて
解明する。
ソウルの都市発展と伝統的景観の保全や、首都圏最大の港湾都市である仁川広域市
などについて記述する。

312:マンセー名無しさん
07/10/06 15:20:37 6HW45HLn
URLリンク(news.media.daum.net)

  韓流嫌悪は虚像・・・日本ネチズンの娯楽にすぎない~日本のウェブジン指摘

韓流熱風に対する向かい風として日本国内「嫌韓流」を憂慮する意見が多い。日本の大
衆文化の一翼を占めた韓国コンテンツに日本の若者たちが敏感に応じるというのだ。

2005年韓国を卑下する内容を記したマンガ『嫌韓流』(山野車輪)が出版されて1・2巻合
わせ65万部も売れた。これをもとに‘韓流の危機’とする国内メディアの報道が続いた。

しかし嫌韓流というものがメディアの誇張による虚像にすぎないという指摘も出ている。

日本の評論ウェブジン「ジャパン・フォーカス」は‘嫌韓流の実体’に関して意味ある論評
を載せた。日本人サマモト・ユミとアメリカ人マット・エルランが文を書いた。

「韓国に対する愛情と嫌悪は等しく商業主義のマーケティング戦略、そしてメディア効果
によって起きた」という点を指摘した。嫌韓流を日本国内の‘インターネット運動’の一環と
分析したのだ。「特定運動の内容に対する現実参加としてではなく、不条理で不合理な運
動でもその娯楽価値として見ることができる」という説明だ。

日本のネットを強打した「湘南ゴミ拾いオフ会」という運動を例えた。コミュニティサイト「2
ちゃんねる」のネチズン数百人がフジテレビが進行した浜辺掃除イベントの直前、自分た
ちで先に掃除をしてしまった事件だ。主要メディアを荒てさせるという意図だった。同評論
は「インターネット運動というのは、このように消耗的で攻撃的で無意味なことだ」と解説し
た。「したがってインターネットに基盤をおいた嫌韓流もナショナリズムと見るには無理が
ある」という分析だ。

「マンガ『嫌韓流』をベストセラーにした運動も、真摯なナショナリズム賛同や反韓国宣言
ではなく、単に現実世界をインターネット運動で一度振り回すことに興味があったのだろ
う」と言うのだ。

313:マンセー名無しさん
07/10/06 15:21:42 6HW45HLn
>>312 の続き)

日本ネチズンたちは、書店に『嫌韓流』がなかったとか、それをベストセラーリストに入れ
なかったと不満をあらわしたり、その本の流通に対して書店職員と話を交わすとか、ある
いはマンガ喫茶に『嫌韓流』を備えなさい、と要求して起きた話をネットに書き込んだりし
て楽しんだ。

はなはだしくは『嫌韓流』を図書館に寄贈した後、また図書館でその本を捜してくれ、と言
って要求した日本人もいる。こんな話はまめにネットに上がってきて娯楽形態で消費され
た。

「こんな幼稚な楽しいことは、民族主義を支持したり消費することとは違う。日本ネチズン
たちの関心は『嫌韓流』の内容に完全に一致しているとは思われず、ただ既存体制に対す
る反抗にすぎない」という主張だ。

「結局、嫌韓流はその本のイデオロギー的、ナショナリズム的な内容によって売れたので
はなく、エンターテイメントを与える商業的商品で、またはニュース価値という付加価値で
売れただけだ。」と規定した。

嫌韓流と軽はずみに考えて危機的状況を自任した国内メディアが考えてみなければなら
ない指摘に違いない。
---

そういや、どこぞに、国をあげて幼稚なナショナリズムに狂奔しているキムチ臭い国があり
ますよねw

314:マンセー名無しさん
07/10/06 15:27:17 6HW45HLn
>>312 で言及されている「ジャパン・フォーカス」の元記事は、これ(↓)ですね。

URLリンク(japanfocus.org)

315:マンセー名無しさん
07/10/07 18:10:45 sZ2lzbGj
今日の日経の3面に、>>128 で紹介されている『国家情報戦略』という本の広告が出てる
んですけど、「10万部突破」って書いてありますね。

まぁ最近は、佐藤優氏がえらく人気ですもんね。

316:マンセー名無しさん
07/10/07 19:50:16 sZ2lzbGj
2002年に同名のタイトルで出版されたものが、文庫化されたようですね。

【海峡を渡るバイオリン】 河出文庫
陳昌鉉(著) 鬼塚忠、岡山徹(聞き書き) 河出書房新社 2007/10

「東洋のストラディバリ」の異名をもつ、バイオリン製作者・陳昌鉉。
彼は十四歳で韓国から日本へ渡り、差別や貧困を乗り越えながら、独学でバイオリン作り
の道を歩んでゆく。
日韓両国の戦後史を背景に、世界的な名匠になるまでの波乱の半生を描き、漫画化やド
ラマ化もされ大きな評判を巻き起こした感動のノンフィクション。

317:マンセー名無しさん
07/10/07 20:01:46 sZ2lzbGj
近刊
【司馬遼太郎と朝鮮】
備仲臣道(著) 批評社 2007/10/10

司馬遼太郎の作品『故郷忘じがたく候』にある一行の引用から、この物語ははじまる。
それまで慣れ親しんできた司馬遼太郎の作品群も、日本による朝鮮への植民地支配を
「たかが三十余年」と司馬遼太郎が断じたその意味を心の奥深くに刻んだときから、己の
出自と重ね合わせて、侵略者としての日本人である己をさいなむ長く苦しい旅がはじまる。
幼少時に育った遙かなる朝鮮での体験を踏まえて「坂の上の雲」に潜むさげすみの思想
を、個々の作品群をとおして緻密に抉り出し、日本近代におけるネジレの構造を照射する。

■内容

序章
一章  明治維新  ねじれた変革  民衆の悲鳴  幕府の手づまり  一揆・打ち壊し
     坂本龍馬の裏切り  朝鮮侵略の思想
二章  明治新政府  天皇をかつぐ  征韓論争  征韓論の根っ子  「反革命」の完結
三章  日清戦争  征韓のはじまり  奇襲で火ぶたを切る  旅順の虐殺  
     朝鮮侵略戦争  踏みつぶした夜明け
四章  日露戦争  帝国主義戦争  民衆同士が手を結ぶ時  忍従の哀しみ
     一九〇五年の革命  明石大佐の後方攪乱  レーニンの友人  革命ののち
五章  東方の覇者  講和条約  日露兵士の抱擁  国民の軍隊  飽くなき抑圧
     一旗組
終章

318:マンセー名無しさん
07/10/09 17:48:56 KoEUPRga
飯研からだけど すげえな

呉善花さん 母の葬儀で“帰国”拒否される - MSN産経ニュース
" 『スカートの風』や『韓国併合への道』など日韓に関する多くの著書で知られる韓国人女性評論家、
呉善花さん=拓殖大学教授=が先ごろ、済州島在住の母の葬儀で帰国しようとしたところ、
済州空港で一時、入国を拒否されるということがあった。
理由は日本での「反韓国的な活動」で韓国当局から入国禁止措置が出ているためという。

 しかし呉さんは日本に帰化し日本国籍になっていたため、
日本の済州総領事館に依頼し韓国当局と交渉した結果、「人道的配慮」としてやっと“帰国”を認められた。

 関係筋によると、呉さんは空港の入管検査でいったん入国を拒否され、
日本への帰国便を指定され数時間、空港内で足止めされたという。

 呉さんは済州島出身で1980年代以来、留学などで日本に滞在し著作活動を続けているが、
韓国に対する厳しい批判が多いことから韓国ではマスコミなどで終始、非難の対象になってきた。(ソウル 黒田勝弘)"
URLリンク(sankei.jp.msn.com)


319:マンセー名無しさん
07/10/10 18:17:46 sUzwyjIb
URLリンク(japanese.joins.com)

  【取材日記】ノムヒョンらしい…、国会らしい…

「ノムヒョン(盧武鉉)らしい:期待を裏切って失望させるところがある」。「国会らしい:利益
のため卑劣に争ったり無理押しなど紳士的でない行動をするところがある」。

9日「第561回ハングルの日」を迎えて国立国語院が出版した「辞書にない新造語」に載
せられた用語の説明だ。同書は02~06年に誕生した約3500の新造語をまとめた用語
辞書。「新造語は社会の鏡」という国語院の説明通り、韓国社会の流れを読み取ることが
できる本だ。新造語には温かい言葉も多い。「老風堂々(ノプンダンダン)」は、元気いっぱ
いの高齢者の姿を示す。

「高齢だと委縮する」固定観念からの脱皮だ。だが、政治分野に入れば話は変わる。一様
に否定的かつ冷笑的だ。韓国社会を代表するリーダの大統領・国会議員・検事の後に「ら
しい」が付けば、極めて否定的な意味になる。03年の大統領・検事の討論会からはじまっ
た「検事らしい」という言葉は「正義感にあふれる」という意味ではなく、「行動や性格が望ま
しくなかったり、論理なしに自分の主張だけ繰り返す面がある」との意味だ。

与太者に政府を結びつけた「与太者政府」という用語もある。「何もすることがなく国民を不
安がらせるばかりの政府」で、参加政府(現政府)を皮肉った言葉だ。「口治金融」という言
葉もある。「官僚が支配する金融」からもう一歩進み、「政府がこん跡を残さないため、文書
ではなく口頭で銀行の経営に関与すること」を意味する。

また、「曲学阿統」は「わい曲された内容で大統領にへつらうこと」だ。そのほかにもたくさん
あるが、肯定的な意味の言葉はほとんどない。李相揆(イ・サンギュ)国立国語院長は、は
しがきで「新語を生産し消費する階層は、一部専門家や有識者ではなく大衆全体だ」とした。
意味深いコメントだ。市民が政治をどう考えているかがそのまま伝わってくる。

320:マンセー名無しさん
07/10/10 18:18:18 sUzwyjIb
>>319 の続き)

国立国語院は来年に出版する標準国語大辞典に新造語の一部を掲載する予定だ。来年
のハングルの日には、肯定的意味の政治関連新造語が登場することを期待したい。しかし、
旧与党勢力の党内選挙など最近の政界を見る限り、否定的な予感がする。政治家の名前
の後に「~らしい」が付く、冷笑的単語が量産されそうな気がする。

321:銀河電鉄今井君 ◆NSQBzYTb6I
07/10/11 16:12:31 K5KphNIY
【新しい神の国】
古田博司(著) ちくま新書 2007/10/10

岡倉天心の”アジアは一つ”から悪名高い「大東亜共栄圏」、そして近年の東アジア共同体の提唱に至るまで、
長期にわたる文化伝播の歴史を背景に、「日本はアジアの一部」という考えは近代日本史の伏流となっている。
しかし、その歴史意識は正しいのだろうか。大韓民国国費留学生として1980年から6年間の研究生活を送り、
今は日韓両政府が主催する日韓歴史共同研究の一員でもある著者が、日本と朝鮮半島および大陸との関係を
吟味・検証し、「別亜」としての日本文明圏を提唱する。

第1章 多神教的歴史観の勧め
第2章 マルクスどもが夢のあと
第3章 贖罪大国日本の崩壊
第4章 日本文明圏の再考
第5章 神々の復権
第6章 別亜論とは何か

第5章には、「2ちゃんねらーのティーゼイションと左翼の堕落」という項があります。

322:マンセー名無しさん
07/10/11 16:24:54 jyGj6kKE
>>319-320 の続報です。

URLリンク(japanese.joins.com)

  「ノムヒョンらしい」新造語辞典、一時回収を検討

「ノムヒョン(盧武鉉)らしい:期待を裏切って失望させるところがある」など盧武鉉(ノ・ムヒ
ョン)大統領を卑下する造語と、その分析を盛り込んだ国立国語院の『辞書にない新造
語』を出版した出版社・テハクサが、一時この辞典の回収を検討していたことが分かった。

東亜(トンア)日報は、11日「国立国語院側が『青瓦台(チョンワデ、大統領府)から抗議
する電話があったが、全量回収できないか』と尋ねてきたが、難色を示した」というテハク
シ関係者の説明を伝えた。同院関係者も「青瓦台から電話があり、社内の雰囲気が落ち
着かずにいる」と伝えた模様だ。

『辞書に…』は、02~06年マスコミとネットユーザーにより作られた、社会像を反映する
約3500の新造語をまとめた辞典。同辞典には「ノムヒョンらしい」のほかに、「国会らしい:
利益のため卑劣に争ったり無理押しなど紳士的でない行動をするところがある」、「検事
らしい:行動や性格が望ましくなかったり、論理なしに自分の主張だけ繰り返す面がある」
などの造語が収録されている。
---

「ノムヒョン(盧武鉉)らしい:大人げない抗議をする」


323:マンセー名無しさん
07/10/11 16:26:41 jyGj6kKE
>>321
面白そうですけど「ティーゼイション」って何?

ググっても出てきませんね。

324:銀河電鉄今井君 ◆NSQBzYTb6I
07/10/11 16:56:07 K5KphNIY
>>321
第7章 和人たちの夏
第8章 新しい神の国

を忘れてた。 orz

>>323
伝統としての日本茶化し文化といった意味のようです。

325:マンセー名無しさん
07/10/11 17:03:04 jyGj6kKE
>>324
tease(からかう)から作った teasation ってことですね。

teasation でググりましたけど、何件かしかヒットしませんね。

326:マンセー名無しさん
07/10/11 17:21:14 gYTTRoX6
>>324

平成版二条河原落書みたいなものnika?

327:銀河電鉄今井君 ◆NSQBzYTb6I
07/10/11 17:31:53 K5KphNIY
>>325
Teazationと彼は表記してます。

>>326
どちらかというと江戸文化が念頭のようです。が、そういうのも当然含んでるんでしょうね。

328:マンセー名無しさん
07/10/11 22:34:33 jyGj6kKE
近刊
【売国奴】
黄文雄、呉善花、石平(著) ビジネス社 2007/10/15

祖国の言論圧殺にもめげず、3人は日本のために闘う。
日本人にファンの多い3人が、「国家」とは何か?「歴史」とは何か?「文化」「日本人」「反
日」とは何か?について熱く激しく語る。
---

なかなか濃いぃメンツですね。

329:マンセー名無しさん
07/10/11 22:58:36 jyGj6kKE
>>321
2ちゃんに言及してるんじゃ、読まないわけにはいかないですね。

しかし「朝鮮通信使はニワトリを盗んで食ったりしていた」なんてことが2ちゃんで広まって
いますけど、ああいったネタって(古田先生だとは言いませんけど)絶対に韓国・朝鮮に詳
しい人が書き込んでるんでしょうね。

こんなことを知ってる人って、そうそういないと思うんですよね。

330:マンセー名無しさん
07/10/11 23:08:44 gYTTRoX6
>>329

多分、元ネタはエンコリ。あそこには、大学や研究機関の史料など、「<丶`Д´>が嫌と言う程」
貼られます。これは京都大学所蔵らしい。

URLリンク(www.enjoykorea.jp)

331:マンセー名無しさん
07/10/12 00:43:15 sdkpplsg
古田博司関連2冊ほど

鈴木正崇編 『アジアの近代と日本 東アジア研究所講座』 慶應義塾大学出版会
 古田博司「北朝鮮マスゲーム批判序説」収録。
 (他の執筆者は若林正丈・川村邦光・鄭暎惠・倉沢愛子・坂元ひろ子
 ・小熊英二・中島岳志ら。ちょっとアレな人物も入っているが・・・・)



櫻井よしこ編 『日本よ、「歴史力」を磨け 「現代史」の呪縛を解く』文藝春秋
 櫻井よしこ・伊藤隆・中西輝政・古田博司『「冷戦終焉」の嘘』収録。
 (月刊誌『諸君!』掲載の座談会を再録、ほかに橋爪大三郎・八木秀次・佐々淳行ほか)

332:マンセー名無しさん
07/10/12 00:53:53 yanYE141
>>331

>倉沢愛子

あの、「インドネシアで、穴に虐殺死体を投げ込んで」の御方? 
確か、深田祐介が親友と書いてたような気がするのだが、本当だろうか。

333:マンセー名無しさん
07/10/12 11:00:50 HuxjVlET
近刊
【立ち上がりつながるマイノリティ女性 ― アイヌ女性・部落女性・在日朝鮮人女性による
アンケート調査報告と提言】 現代世界と人権21
社団法人北海道ウタリ協会札幌支部、部落解放同盟中央女性対策部、アプロ女性実態
調査プロジェクト、反差別国際運動日本委員会(編) 解放出版社 2007/10

「自分たちが抱える課題の解決につながる調査を」 ― 先住民族であるアイヌの女性、被
差別部落の女性、在日朝鮮人女性が、その構想から数年。
教育・仕事・社会福祉・健康・暴力の分野で共通設問を設定したはじめての調査をついに
自分たちの手で実施した。
本書は、その結晶であり提言書である。
また、調査にかかわった女性たちの声が、長年の思いと共に綴られている。

身分制度・先住民族同化政策・植民地支配の歴史は学校では十分教えられず、多くの人
がその現在へのつながりを知らないのが現状である。
また、特にその集団に属する女性がどういう問題に直面しているのかは、これまで見過ご
されてきた。
これまで記録されてこなかった女性たちの経験、言葉と数字にしてつむぎだされた協働の
結晶は、あらゆる人びとが耳を傾けるに値する内容であると確信する。
---

反差別国際運動日本委員会って、武者小路公秀って人がリーダーで、国連のドゥドゥ・ディ
エンって人を訪日させたりした、とってもアレな団体ですよね。

334:マンセー名無しさん
07/10/12 17:47:29 LA743fVF
>>328
ふみおは少しいただけないが、他の二人と化学反応させたらどういうことを言うのだろう?
と言う興味がわいた。

335:マンセー名無しさん
07/10/12 18:16:04 cCv9wJ3B
>>321

「第6章 別亜論とは何か」以降が面白かった。
いろんな日本人が、漠然としたアジア主義幻想を抱いたままアジアの現実に触れて、
いかに中国や朝鮮が日本とは異なるかを目の当たりにしていく、というモチーフは、
もっと詳述して一冊の本にできるのにもったいない、と思った。
実はこの本はいろんな媒体に発表した文章の寄せ集めなのだね。何となくまとまりが
ないのはそのせいかもしれない。

336:マンセー名無しさん
07/10/12 18:46:33 9mp4YdRp
>>329
ハン板的な話は無かった

337:マンセー名無しさん
07/10/12 19:29:52 lZpmuDo2
>>321
すげー爽やかでない南国の描写から始まるけど面白かった。
「亜細亜はひとつ」の岡倉天心とか北一輝とかのアジア主義者達は、実は特亜の
事ど良く知らんかったのに ( Д)            ゚   ゚ となった。
あと196ページの凌遅刑写真がカラーでなくて良かった…チキンなもんで。

338:マンセー名無しさん
07/10/12 19:36:34 LA743fVF
>>337
石平の本で粗方知っては居たけど、まじかよ・・・

339:マンセー名無しさん
07/10/12 23:15:56 Kdi+9gEh
>>325
もしかして、茶= tea 化す= -zation

340:マンセー名無しさん
07/10/13 12:02:10 xd2wK6Hv
>>339
正解


341:マンセー名無しさん
07/10/13 13:03:49 u4e0v2Wv
>>337
しかも、観念的にしか知らない知識人vs現地から帰ってきた香具師の対立構造は
今もなお変わっていない・・・と書いてあるね。

仕事スレ住民のような仕打ちにあった人が、戦前からいたと言うことかと思われ。

342:マンセー名無しさん
07/10/13 14:54:31 6N+U/6Br
古田のは『正論』で既に読んだのも入っていたけどやっぱり面白いなぁ。
江戸戯作好きなのもイイ。オレも戯作結構好きだ。
岩波の古典文学全集にエロ本が入っている話があったが、新古典文学全集のほうには
山東京伝の黄表紙で片●者(つ●ぼ、いざ●、お●、など)に役者をやらせるドタバタものが入っている。
ちびくろサンボは絶版にしたけどいいのかよと思ったけど、『古典は偉いからイイ』んだねぇ。

水野の『韓国の歴史』を図書館で読んだ。前の著書では王仁氏の実在性は疑われていると
書きながら、今回は実在するものとして書くなど完全にヒヨっている。
在日が書く韓国史とほとんど違いがないから、水野が書く必要がどこにあったのか色々
憶測してしまうなぁ。
水野と古田とでは学者としての格の違いもあるけど、水野は生活の基盤が弱いから、
そこにつけこまれてしまうのかもなぁ。


343:OrcishSerjeant
07/10/13 18:12:47 fmj/XOFe
>>342 ここでは、水野氏を擁護する発言が多かったが、
やっぱり、その程度なんだね。

344:マンセー名無しさん
07/10/13 19:07:00 IVh5xfzN
>>281
>>342

遅レスだが、同じく立ち読みしてきた。

「青山里は大勝だった」は確かに書いてたですね。この辺り監修者の意向?

その監修者の後書きで、「歴史的事象の断片には触れず、総括的に云々(細かな言葉はうろ覚え)」と
あったから、多分「実際の戦死者11人」が断片的なことなんでしょう。

345:マンセー名無しさん
07/10/13 20:37:28 UABfpy7V
この人の専門は、歴史じゃなくて言語学だからからね。
専門家以外が通史を書くのに無理がある。
それ以前に書かれた通史に引きずられて、こんなになっちゃったんじゃないかなあ。
王仁を実在したものとして書いているのは、本当に訳が分からないけど。


346:マンセー名無しさん
07/10/13 21:14:45 VxYbHtYo
水野は初めから「いろんな方面の顔色を窺おうとし過ぎる」傾向はあったよね。韓国のナショナリズム批判にかこつけて「つくる会」批判してみたり。

347:マンセー名無しさん
07/10/13 21:51:23 83clnnsU
しかし、水野氏の新著って「立ち読み」ばっかじゃんw

図書館で読んだという >>342 さんは、都市部にお住まいなんでしょうね。
図書館の蔵書が貧弱な町に住んでるオレとしては、ウラヤマシス。

348:マンセー名無しさん
07/10/13 22:03:37 IVh5xfzN
>>347

デムパはともかく、固有名詞が全部朝鮮音のルビ付で落ち着かない。あんたは豊田有恒かと。

349:マンセー名無しさん
07/10/13 23:04:31 eIESa+Ap
>>328
薄暗く淡々とした古田本と比較すれば確かに熱かったです。
でも内容自体はそれぞれがいつも書いてる事で、それほど
目新しい事はなかったように思います。

350:マンセー名無しさん
07/10/14 06:30:14 vJsrNOCT
>>342
> ちびくろサンボは絶版にした

灘本昌久っていう先生が『ちびくろサンボ』を擁護する論陣を張ったおかげで、2005年に
復刻されてるんですよね。

「ちびくろサンボ」の記事。「日本における復刊」を参照。
URLリンク(ja.wikipedia.org)

「灘本昌久」の記事。
URLリンク(ja.wikipedia.org)

351:マンセー名無しさん
07/10/14 09:05:52 vJsrNOCT
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

  拉致問題の英訳ニュースレター、政府が海外配信

政府は13日、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を海外に訴えるため、来年1月
にも国内主要紙の同問題に関する記事を英訳した「ニュースレター」の配信を始める方針
を決めた。

北朝鮮の核問題解決に向けた6か国協議の進展や、米朝2国間関係の緊張緩和の中で、
拉致問題に対する国際社会の関心を改めて喚起する狙いがある。

国際的な広報活動強化については、安倍前首相が昨年9月に設置した拉致問題対策本
部の下部機関で検討が進められ、福田政権にも引き継がれた。具体的には拉致問題に
関する国内の主要新聞の記事を要約・英訳した「ニュースレター」を作成し、電子メールや
ファクスで海外のメディアや政府、国際機関に配信する。1回あたり5~10本の記事を盛
り込み、年間200日程度発行する方向だ。
---

安倍さんの置き土産だったんですね。

352:OrcishSerjeant
07/10/14 10:45:00 g8HD7Suu
たまには、書架スレの方へ感想を書いてみる。

嫌韓流!また韓国人か
宝島社文庫

あまり、この文庫を入れている本屋が少なくてちょっと探すのに苦労した。
探している最中『猫の肉球 完全版』が目に付いて買いそうになったYo!
プニプニ!

 著者は何人かいるけど、そのうち中岡龍馬氏の「韓国人につけるクスリ」
(二打も)は読んでいるので、この人の書いていることは、意図も含めて納得
できる部分が多かった。韓国で仕事をしていたのみならず、韓国マスコミによ
る攻撃を受けた当事者ですからね。
 一方、執筆量の多い「プロ2ちゃんねらー」の中宮崇氏の書く文章には、
閉口した。実はこの人の文をまともに読むのはこの本が初めてといっていいの
だが、特に後の方の表現方法があまりにガキ。
確かに取り上げた内容だけ見るならおかしく無いかも知れないが、攻撃対象に
している「事実を知らずに韓国を擁護する人たち」には確実に逆効果だし、
この本を買う大部分の人たちにとっては「嫌韓はバカが行う」という工作にす
ら見えるかと漏れは思う。

全体的に言えることは、同じ事を同じ論調で複数の人が取り上げいるのが残念。

 最後に執筆時期と事件の起こった日の前後関係は覚えていないが、ネットゲ
ームに没頭し死んだ人は中国にもいるので、念のため。


353:マンセー名無しさん
07/10/14 15:09:27 tcVqUXLT
>>352
>この本を買う大部分の人たちにとっては「嫌韓はバカが行う」という工作にす
>ら見えるかと漏れは思う。

同意。
韓国人のセリフの語尾に「~ニダ!」を付けるとか、
2ちゃん見てない人には何のことかわからない表現があった。

あと、内容もネットユーザーなら検証済みの事実でも
初めて読む人には、単にでっち上げ&難癖つけているように見えると思う。

読者対象が2ちゃんユーザーに限定されるのに、チャネラーなら知っていることばかり。

354:マンセー名無しさん
07/10/14 15:17:59 rSAkJtXE
ブックオフに逝ったら嫌日流があったので買ってきた
晋遊舎発行のためか嫌韓流の表紙が描かれている
出版社自らが注釈を付けなければならないほどの歪曲があちらこちらにある

竹島問題では日本人漁民の強制連行には触れずじまい
いつのまにか緯度経度が変わってしまっているのにこれも無視
都合の悪い真実は隠すようだ

話の内容は妄想でも、乱暴で野蛮な韓国人と冷静で物静かな日本人の対比が見事に描かれている
ヤクザみたいな韓国人の主人公が日本の軍国主義の話を聞いて、そばにいた平凡な日本人留学生を脅す場面がある
加害者が韓国人で被害者が日本人のようにしか見えないんだがな

日本国内で自称日本人の犯罪が毎日のように伝えられるのに、韓国での日本人の凶悪事件は全く聞かない
韓国人の歴史観が真実なら毎日のように日本人の犯罪があってもおかしくないはずだ
日本のマスゴミが隠している現在の真実を知ると過去の真実も見えてくる
50年前も100年前も、そして朝鮮通信使の時代も、韓国人は日本にとっての加害者だったのだ


355:1/2
07/10/14 16:12:45 tcVqUXLT
感想。
ちょっと古い本ですが、図書館で見かけたので借りてみた。
題名&出版社がアレですが、中は意外とまともでした。

【新女性を生きよ ~日本の植民地と朝鮮戦争を生きた二代の女の物語~】 朴婉緖・著
梨の木舎 教科書に書かれなかった戦争・らいぶ 1999年出版


著者は1931年、開城郊外20戸ほどの小さな村の生まれ。
日帝統治下の朝鮮での、平和でのんびりした様子が文の端々に伺える。

●銀行
母親が家を買ったときも、1500円の家に800円の融資を頼んで賄賂も何も渡さず、
ぺこぺこ頭をさげたりもせずに融資が受けられた。
解放後に金融が歪んでしまったそうです。

『金融組合に知り合いがいたわけではないし、人と付き合う術にたけていたわけでもない。(略)
これは間違いの無い事実なのに他人が信じてくれないと心配になるのはどうしてだろう(100ページ)」

●創氏改名の強制性
強制は、どうやら朝鮮人の心の中にあったもののようです。
ちょっと長いけど引用します。

『2年続きで担任は日本人だった。
母がよく《日本人の先生はお前が姓を変えないことで何かいいやしないか》と聞いてきた。
そんなことはないと言うと《おまえが気付かないだけで、意地悪をしないはずはない》(略)
1クラスに創氏改名しない子は4.5名しかいなくなってからも、
そんな子達を先生が特別冷遇するとか圧力を加えたような記憶はない(107ページ)』

『創氏改名をすれば、漢字を音で読まず意味で読んでハナコとかハルエとかになり、
そんな女の子の名前が耳に快く、うらやましくてたまらなかった(108ページ)』

356:マンセー名無しさん
07/10/14 16:12:54 vJsrNOCT
近刊
【コロニアリズムの超克 ─ 韓国近代文化における脱植民地化への道程】
鄭百秀(著) 草風館 2007/10

  朝鮮半島の近代文化の深層を読む

過去の植民地の遺産を「隠蔽」し、新たな国民共同体の文化を「構築」しようとする欲望と
は、実は、植民地被支配の状況のなかで経験した植民地的主体の自己矛盾の延長線上
で発生したものである。
つまり、植民地以後の韓国文化の「脱植民地化」への企画は、それじたい植民地支配が
もたらしたもっとも根深い遺産に他ならない。
韓国の「植民地経験」と「脱植民地化」の相互因果的関係を明らかにした画期的なポスト
コロニアリズム文化論。

■内容
 序   脱「植民地的主体」への追求 ― 隠蔽と構築のポリティックス
第1章  翻訳と移植の交差 ― 植民地以前
  一  キリスト教文化の受容と「ハナニム」の誕生
  二  近代初期韓国作家の言語横断的実践 ─ 近代小説という表現制度の移植  
第2章  支配と被支配の屈折 ― 植民地期
  一  被支配者の言語・文化的対応 ─ 金史良「草深し」
  二  民族と民族語の存在拘 ─ 金史良「光の中に」
  三  植民地「國語」作家の内面 ─ 金史良「天馬」
第3章  国民文化という蹉跌 ― 植民地以後
  一  韓国近代文学における母語中心主義
  二  「抗日闘争文学」というイデオロギー ─ 金史良「駑馬万里」
  三  「恨」言説における自民族中心主義

357:2/2
07/10/14 16:13:27 tcVqUXLT
●女子挺身隊
隣村でそんな噂があったらしいのに、14歳の著者は平然と一人で歩き回っている。

●強制徴用
戦争末期すら日本から見たら信じられないのんびりぶり。
1945年の初夏にお兄さん(徴用逃れ)の結婚式とかやってるし。

●地獄は「解放後」に始まった。
日本が戦争に負けた途端、仲が良かった近所の皆が略奪に来る。家を叩き壊す。
お爺さんの形見の表札も叩き割られる。

叔父さんはろくな裁判もなく処刑。お兄さんは朝鮮戦争で別人のようになって帰宅。
著者一家は身の回りの物を持って避難。
孤立して困った時に親切にしてくれた(!)人の留守宅に上がりこみ略奪。

『うちが持ってきた食料はほんのわずかにすぎないから、
そんな振る舞いに少しも良心の呵責など感じなかった(229ページ)』
『わたしはもう空家探しの計画までたててしまっていて、
喉がどろぼうさせるという言葉にも恐れはしなかった(231ページ)』 続く


三部作らしい。続きが読みたいけど、まともだとばれたので多分もう出ないだろうな。

358:マンセー名無しさん
07/10/14 16:22:09 XUAnqIvO
>>357
ふんふんと思って読んでったら、朝鮮人らしいオチがついててorzとなった。
どうせ泥棒するなら親切にしてくれなかった人に・・・いややっぱり問題あるか。

359:マンセー名無しさん
07/10/14 16:24:24 vJsrNOCT
【自由の涙 ― 金光林エッセイ集】
金光林(著) 飯嶋武太郎、志賀喜美子(訳) コールサック社 2007/08

韓国の国民的詩人のエッセイ集。
67篇の詩を収録。

360:マンセー名無しさん
07/10/14 16:37:34 vJsrNOCT
近刊
【どうみる韓国・北朝鮮問題 ― 日韓・日朝関係はこのままでよいのか】
南雲和夫(著) 本の泉社 2007/10

「反日日本人」なる悪罵を乱発する「現代コリア派」の虚偽と暴論を全面的に反駁し、歴史
の真実を直視し、韓国・北朝鮮との友好の道を提起する。
---

かなり強烈なデムパが楽しめそうですねw

361:マンセー名無しさん
07/10/14 18:51:48 vJsrNOCT
>>360 の本の著者である南雲和夫氏のブログを発見しました。
ちょうど、ご自身のブログで『どうみる韓国・北朝鮮問題』の紹介をしておられるのですが、
「無断転載禁止」と書いてありますので、転載はせずに、URLを貼っておきますね。

URLリンク(blog.goo.ne.jp)

362:OrcishSerjeant
07/10/14 19:06:41 g8HD7Suu
>>361 本人かどうか分からないけど、ニュース極東か、東アジアnews+荒らしていた人じゃないのか?

363:マンセー名無しさん
07/10/15 09:11:16 L/CSXfhq
>>357
最後にふつうの朝鮮人に変わったんでワロスwww

べつの出版社から続編を出してほしいくらいだwww

364:マンセー名無しさん
07/10/15 19:16:01 j1fX2hzQ
>>362
多分本人じゃないの?
板的に関係ないけど>>361のリンク先、沖縄12万人には失笑した。
アサヒですら11万人なのに。
左巻きが人数増やしてくのはデフォなのかね。

365:357
07/10/15 20:16:55 kmZyf+PD
>>358-363
笑ってもらえたようで嬉しいです。
初心者でタイピング遅いのにトロトロ打ったかいがありました。

最後のオチは自分も衝撃でした(それで伝えてみたい気になりました)。
多分、風と共に去りぬのスカーレットのような高揚した気分で書いたものと思われますが、
でも盗みをするなら、どう考えても最低限手持ちの食料を食い尽くしてから、仕方なく
申し訳なく思いながらであってほしかったです。日本の教育受けてた人なんだから。

この人のお母さんも色々と面白い人で、日本人を馬鹿にしているのに憧れているという
二面性が多々見られて興味深かったです。

著者自身は親日派と思われないように振舞っている親日派な感じ。
「日帝の蛮行」「日本の支配から開放された喜び」な文が唐突に出るけど、
その前後は「蛮行」の具体的なエピはなし。
後付で無理に入れた文章ぽいです。

韓国で20万部売れたベストセラー作家だそう。
数年前はノーベル賞に一番近いと騒がれたとか。
ああ、続編読みたい。

366:マンセー名無しさん
07/10/15 21:13:12 qJYzXOSK
>>365
良いものを読ませていただきました。ありがとうございます。
遺伝子の呼び声に忠実に従う<*`∀´>がなんとも。

先日読んだ本で「敵を倒すにはその弱点を突け。油断は大きい弱点である。
相手に好意を持つものは、相手に対してどこか油断しすきを見せるものだ。
そこを見破り、ついて倒せ。自分を愛し信頼する叔父、自分に好意を持つ飯番
―それが第一の餌食となるべき人間なのである」
(この前の文に叔父と飯番を裏切った例が載っていました)
ルネサンス期の歴史ネタが載った本だったんですが妙に<;`Д´>とシンクロする。
あらゆる文明の起源はウリナラだから、おかしくは無いのかもしれませんが…。

367:マンセー名無しさん
07/10/16 05:24:43 ajRxIsNC
>>365
ググってみましたが、朴婉緖(박완서 パク・ワンソ)って、かなり有名な作家
みたいですね。

私もどこかで読んでみようと思います。

368:マンセー名無しさん
07/10/16 09:33:30 qDmrvSM6
>>296
こういう活動はまさに、生姜とかがやるべき活動なんだが。
北の犬みたいなやつを持ち上げる日本の馬鹿学者と
その子分の生姜には無理な話だな。

369:マンセー名無しさん
07/10/16 10:01:01 PVV0L6iI
そんな生姜を偉大な知識人ででもあるかのように何度もテレビに出演させるのがNHK…今年結局何回番組出たのやらヘ(´Д`)ヘ

370:マンセー名無しさん
07/10/16 10:06:06 NsdRw/SO
>>361
Doronpaの不思議の国韓国で従軍慰安婦問題で徹底論破された人。
当時ネットというものがよくわかってなかったようで、
実名で答弁していた。共産党員のホープにしてはずいぶんと
潔いと思っていたが、結局は「共産党員のホープが市井の掲示板で論破された」
事実が汚点となるため、あとで「南雲和夫@本物」なる人間と称して再び現れ
自作自演をして「ここで論破された南雲和夫は偽物。偽物は発言を禁じる」
と発言したことはあまりにも有名。

当然、分が悪いのでその南雲和夫@本物とやらは今後Doronpaのサイトには
一切発言をしなくなっている。
まあ所詮はアカだからね。

371:マンセー名無しさん
07/10/16 12:32:34 ajRxIsNC
近刊
【韓国語警察用語小辞典】
室屋正史(著) 国際語学社 10月下旬

警察・刑事事件の必須用語、日常会話用語2,000語と現場ですぐに活用できる500例文を
収録。

372:マンセー名無しさん
07/10/17 09:15:58 f+qvIi6h
山野車輪氏の日記が更新されていました。
次の仕事を始めておられるんですね。
---

■ 2007/10/16 今日のぐだぐだ

次の本の打ち合わせやった。テキストや目次見て貰った段階で、分冊しましょうと編集氏
にいわれたけど、出来る限り情報削って行く方向でということで分冊はなし。描きたいこと
はまだ沢山あるんだよー。やる気が出ないだけなのだ。
こっちが気づいているところの問題点をひたすら述べて、仕事の進め方を伝えて、スッキ
リ。そんなわけで、ようやくやる気が出てきた。ちょっとだけ。調子が出れば仕事進むのだ
が。

(韓国・朝鮮関係の本とは関係のない話が続くが、以下省略)

373:マンセー名無しさん
07/10/17 18:16:44 yE8mDnPU
>>328
立ち読みでチラッと見ただけど 面白かった。
石平が素で 韓国が属国を否定するのを不思議がってたのが おかしかった。
黄文雄はかなり抑えてた。

374:マンセー名無しさん
07/10/19 10:39:34 +GSUkQBI
近刊
【「今の韓国・北朝鮮」がわかる本】 知的生きかた文庫
重村智計(著) 三笠書房 2007/11

375:マンセー名無しさん
07/10/19 10:51:38 +GSUkQBI
近刊
【続 日本海と竹島 ― 日韓領土問題の根本資料『隠州視聴合紀』を読む】
大西俊輝(著) 東洋出版 2007/11

日本とコリア、この最も近い国が相親しむことは、儒教の最高の徳目「仁」である。
その善き交流は「国の宝」なのである。
解決困難な竹島/独島の問題も、そのような姿勢を取り続けるならば、やがて道は開け
てくる。

1 隠州視聴合紀の解説
  (隠州視聴合紀とは  隠州視聴合紀の時代  著者の斉藤勘介について  ほか)
2 隠州視聴合紀の本文
  (国代記  周吉郡  穏地郡  ほか)
3 隠州視聴合紀から見えてくるもの
  (互いに行き交う島  互いの思い込み  国家の心理、民族の心理  ほか)

■著者紹介
大西俊輝[オオニシ・トシテル]
1946年島根県隠岐郡西郷町(現、隠岐の島町)生まれ。隠岐高等学校卒業、大阪大学
医学部卒業、脳神経外科専門医、医学博士。現在、(医)厚生医学会、(福)厚生博愛会、
理事長。
---

2003年に『日本海と竹島 ― 日韓領土問題』という本を出しておられるみたいですね。

376:マンセー名無しさん
07/10/19 10:56:10 mlp1+fGL
>>375

>日韓領土問題の根本資料『隠州視聴合紀』

「昔の地図だの文書だの無関係、国家間の条約だけでよろしい」という立場ではないのか。

377:マンセー名無しさん
07/10/19 11:23:48 +GSUkQBI
近刊
【韓国サーカスの生活誌 ― 移動の人類学への招待】
林史樹(著) 風響社 2007/10

一年ちかい天幕生活で、人類学的調査を続けた著者が描く「近代的」移動芸能集団の実
相。
外部との関係や内部統制など集団のあり方、また学術的記述の行間から溢れ出る団員
の個性や人生観は、韓国の人と社会をえぐる優れたルポとなっている。

378:マンセー名無しさん
07/10/19 11:30:58 +GSUkQBI
近刊
【日韓企業戦争 ― 国際市場で激突する宿命のライバル】
林廣茂(著) 阪急コミュニケーションズ 2007/11/02

反日と嫌韓の中でしのぎを削る、日本と韓国の企業。
欧米の近代文明と、そのグローバル標準化された科学技術の恩恵を土台に、独自の創
意工夫を加え、応用技術を尽くして出来上がった、両国の自動車業界とデジタル家電業
界。
日韓企業の競合の舞台は、いまやアジアから世界へ。
互いにライバル心をもつ日韓企業が、アジアや世界を舞台にいかに戦い、あるいは協調
しているかを豊富なデータ・図表を駆使して分析、日韓企業戦争の行方を占おうとするも
のです。
日韓の比較を克明に描いた、著者畢生の力作です。

379:マンセー名無しさん
07/10/19 11:34:26 +GSUkQBI
近刊
【半分のふるさと ― 私が日本にいたときのこと】
イ・サンクム(作) 帆足次郎(画) 福音館書店 2007/11/15

韓国と日本、二つの故郷のあいだで揺れる想い。
私にとっては日本も韓国も、半分の意味での「ふるさと」でしかない-。

1930(昭和5)年、広島で生まれ、戦争の辛苦を経験しながら、終戦の年、15歳までを
日本で育った朝鮮人の著者は、母から“民族の誇りを持って生きよ”と教えられる。
敬愛すべき日本人恩師との出会い、朝鮮人ゆえにつきつけられる理不尽な要求…。
愛憎なかばする日本への想いを胸に、みずからが祖国への愛にも目覚めはじめるさまを
描く、躍動感あふれる自伝。
不幸な歴史をともに抱えながらも、日韓関係がますます緊密になっている現代、「待つと
いうことがどんなに大切な体験であったかを、私は私の生涯を通じて、すでに何度も確認
している」という作者のことばは、両国が真に理解しあうための道すじを示してまことに実
感に富む。

380:マンセー名無しさん
07/10/19 11:38:36 +GSUkQBI
>>204-205 で紹介した詩集です。

近刊
【再訳 朝鮮詩集】
金時鐘(著) 岩波書店 2007/11/29

日本植民地下に編纂・和訳された『朝鮮詩集』。
60余年を経て、在日の民族詩人が新たに原詩からたどり再訳を果たした。
併合の頸木から放たれて現われる朝鮮の真なる詩心とは。
ハングル原詩との対訳、さらに詩人略歴を全面改訂。

381:マンセー名無しさん
07/10/24 08:28:50 jbl1Du8Y
近刊
【アメリカを屈服させた北朝鮮の力 ― 金正日委員長の先軍政治を読む】
朴鳳瑄(著) 雄山閣 2007/10

382:マンセー名無しさん
07/10/24 08:36:45 jbl1Du8Y
近刊
【在日朝鮮人ハンセン病回復者として生きた わが八十歳に乾杯】
金泰九(著) 牧歌舎 2007/10

383:マンセー名無しさん
07/10/24 08:41:33 jbl1Du8Y
【韓国朝鮮の文化と社会】 第6号
韓国・朝鮮文化研究会(編) 風響社 2007/10

[特集]文字と無文字のあいだ

384:マンセー名無しさん
07/10/24 08:49:08 jbl1Du8Y
近刊
【6月の雷撃 ― 朝鮮戦争と金日成体制の形成】
森善宣(著) 社会評論社 2007/10

スターリンから同意を得て、北朝鮮では急速な戦争準備が推進され、1950年6月25日北
朝鮮軍による一斉攻撃の開始。
中国、韓国、ロシア、米国の新資料をもとに朝鮮戦争の性格規定とプロセス、労働党内
における朴憲永等との権力闘争、金日成の個人独裁体制の形成過程を精緻に分析する。

■著者紹介
佐賀大学文化教育学部教官。

385:マンセー名無しさん
07/10/24 09:11:46 jbl1Du8Y
>>374 では長いので省略してしまいましたが、この本には「本当はヤバイ韓国経済! 
世界の最貧国北朝鮮の実体!」っていう副題がついてるんですよね。

重村氏も「韓国経済はヤバイ」ってお考えなんですね。

386:マンセー名無しさん
07/10/24 21:47:55 /+rkv1H3
>>384
>森善宣

何か見覚えある名前だと思ったら
去年学生の家族に殴る蹴るの暴行を加え、
傷害で逮捕され罰金、停職になったブサヨ助教授ですね
この人まだ教員・学者としてやっていくつもりなんでしょうか

387:マンセー名無しさん
07/10/24 22:21:43 /+rkv1H3
これまで品切れだった平凡社東洋文庫の朝鮮関連書籍(以下の6点)が復刊されました


『朝鮮幽囚記』 ヘンドリック・ハメル、N.ウィットセン著(生田滋訳) 東洋文庫132
『朝鮮事情』 シャルル・ダレ著(金容権訳) 東洋文庫367
『朝鮮旅行記』 ゲ・デ・チャガイ編(井上絋一訳) 東洋文庫547
『朝鮮の悲劇』 F・A・マッケンジー著(渡部学訳注) 東洋文庫222
『東学史 朝鮮民衆運動の記録』 呉知泳著(梶村秀樹訳) 東洋文庫174
『看羊録 朝鮮儒者の日本抑留記』 姜沆著(朴鐘鳴訳) 東洋文庫440

388:マンセー名無しさん
07/10/24 22:36:49 /+rkv1H3
平凡社東洋文庫のうち、コピペ等でもおなじみの

『日東壮遊歌 ハングルでつづる朝鮮通信使の記録』 金仁謙著(高島淑郎訳) 東洋文庫662

は版元の在庫がなくなり店頭分のみとなったそうですのでご入用の方はお早めに

389:マンセー名無しさん
07/10/25 20:32:09 uKZPS1Yx
>>387訂正
復刊6点のうち

『朝鮮の悲劇』 F・A・マッケンジー著(渡部学訳注) 東洋文庫222
は誤りで、

『懲毖録』 柳成竜著(朴鐘鳴訳) 東洋文庫 357
が今回復刊されました。

なお『朝鮮の悲劇』は現在も新品入手可能です。

390:マンセー名無しさん
07/10/26 09:12:18 rK4U5EMw
ここでは原則的に、韓国芸能関係の本は紹介しないんですが、編者が気になったので
あえて取り上げますね。
---

近刊
【女優ムン・ソリ 韓国映画の魅力を語る】 かもがわブックレット167
立命館大学コリア研究センター(編) 徐勝(監修) かもがわ出版 2007/10

映画を通して韓国文化の理解を深めようと、演技派女優ムン・ソリさんを招いて開かれた
韓国映画フェスティバル。
その内容を、ムン・ソリさんのトークと、「韓国映画の〈女性〉像」という視点でまとめた。
韓国映画ファン必読の書。

■内容

第1部  ムン・ソリトーク「私の映画人生」
第2部  シンポジウム「韓国映画の“女性”像」
第3部  韓流の底力―ムン・ソリの人と作品

■立命館大学コリア研究センター
総合的な現代コリアおよび日韓関係研究、朝鮮・韓国関係の教育交流、朝鮮半島理解の
ための文化発信を課題として、2005年6月に設立された。
国際シンポジウム、日韓共同研究プログラム、若手研究者に対する現代韓国研究助成、
公開講座、映画フェスティバル、次世代研究者ワークショップなどの事業を行っている。
---

この立命館大学コリア研究センターの所長をしているのが、徐勝氏なんですよね。

391:マンセー名無しさん
07/10/26 09:23:18 rK4U5EMw
【「玆山魚譜」を訪ねて 第2巻 配流地で遭った生物】
李泰沅(著) 金容権(訳) 日本評論社 2007/10

朝鮮王朝後期に生きた実学者にして博物学者、丁若銓。
今まであまり明らかにされてこなかったその思索の足跡を200年後の今日、
配流地・黒山島に追う。
第2巻は「眺望台で」「双子の博物学者」等9章を収録。

■著者紹介
〈李泰沅〉1972年慶尚南道生まれ。ソウル大学校師範学部生物教育科卒業。
現在、高校の生物学教員。
---

2005年に第1巻が出版されてるみたいです。

392:蚯蚓 ◆MIMIZU/ZLU
07/10/28 10:25:57 CGEaSUYB
【もう日本を気にしなくなった韓国人】 伊藤順子(著) 洋泉社新書 20070921

簡単に言えば、病としての韓国ナショナリズム は治った、という本。
毎日読んでいる韓国メディアの記事との間に相当なギャップがあるが、
それは日本メディアを読んだだけでは日本の実体が分からないのと同じなのか、
それとも何かの洗脳でもかけられたのか。

読んでいると、呉 善花著「「反日」を捨てる韓国」(2000) 、百瀬 格著「韓国は変った、
日本はどうする」(2000) を読んだときに感じたものと同じむなしさを感じる。
2000年頃「病」はなおったという論説があったし、事実日韓関係はずいぶん良かった。
しかし、その後の教科書問題、ワールドカップで元に戻るというより、むしろひどくなった。

要するに韓国の病は周期性のある双極性疾患(躁うつ病)のようなもので、
その時の状況で劇的に変わる。現在は日本への関心を失っていても、何かが
変わったわけではなく、燃えるための燃料が足りないだけだと思う。
今が休止期であることを知らせる程度の意味がある本、という感じだ。

393:マンセー名無しさん
07/10/28 11:04:15 81rlIfsM
>>392
このスレを最初に立てた、本物の蚯蚓さんですか?

394:蚯蚓 ◆MIMIZU/ZLU
07/10/28 20:25:09 CGEaSUYB
>>393
このスレを最初に立てた本物の蚯蚓です。
今は東亜ニュース+で記者をしています。

最近たてた、本関連のスレをご紹介しておきます。

【竹島】 「朝鮮成宗時見つかった‘三峯島’は独島に当たる」~鮮干英俊著「高麗と造船国時代の独島」[10/27]
スレリンク(news4plus板)
【書籍】 「彼はどうしてアジアを捨て西欧を選んだのか」~子安宣邦著、福沢諭吉『文明論之概略』精読[10/27]
スレリンク(news4plus板)

395:蚯蚓 ◆MIMIZU/ZLU
07/10/28 22:06:46 CGEaSUYB
これも

【新刊】崔俊植(チェ・ジュンシク)著『世界が高く評価する韓国の文気』(ソナム)

韓国文化の底流に流れる「神気」と「文気」とは 兪碩在(ユ・ソクジェ)記者
URLリンク(www.chosunonline.com)

 1866年の丙寅洋擾(当時の韓国におけるキリスト教弾圧に対し、フランス艦隊が報復来襲した事
件)当時、江華島を襲撃し外奎章閣の文書を略奪していったフランス海軍の一将校は、このように語
っている。「ここでは感嘆する他ない。われわれの自尊心を傷つけるのは、どんなに貧しい家であっ
ても、必ず本があるという事実だ」

 梨花女子大の韓国学科教授で、宗教学者として20年余りの間韓国文化の源流を探索して来た著者は、
韓国文化の底流に「神気」と「文気」があると主張している。今年始めに出版した『韓国人を踊らせ
よ』(四季節)で、彼は「神気」について述べた。ごく簡単に言うならば、儒教的人間であるように
見える韓国人の基層に、実は呪術的な気運の「神気」が流れており、これはパンソリからレッドデビ
ルまで、熱く自由奔放な気質として表れ出ているものだ。

 それでは「文気」とは何なのか? それは、「洗練された韓国文化の気運」を指す。偉大な記録・
遺産は、「神気」のように強い感情で作ることができるものではないのではないか? 著者は語る。
「それは知性を用い、長い努力の末に生産されるものだ。こうした洗練された文化物が一つ二つくら
いしか出て来なければ、やはり『偶然にそうなったな』ということになるだろうが、(洗練された文
物が)大量に輩出されているため、極めて重要だと考えない訳にはいかない」

396:蚯蚓 ◆MIMIZU/ZLU
07/10/28 22:07:57 CGEaSUYB
>>395 続き

 その(大量に輩出された洗練された文物の)中には、世界最初の金属活字で印刷された『直指心体
要節』、世界最初の木版印刷本(そうではない可能性もあるが)『陀羅尼経』、近代以前において最
も完璧な大蔵教である『高麗大蔵教』、世界最大の単一王朝歴史書『朝鮮王朝実録』、世界最大の歴
史記録物たる『承政院日記』、そしてこうした「文気」の中でも白眉というべき『訓民正音』が存在
している。

 こうした背景から、本を読まないことで有名な21世紀の韓国でも、毎日のように出版社が生まれた
りとてつもない分量の本が出版されたりする、珍しい現実も理解することができる。もともと強かっ
た「文気」の文化的DNAが依然として流れている、というわけだ。近い将来「神気」と「文気」が融合
する時、大いに活力に満ちた素晴らしい韓国文化が世界を驚かせることになるだろう、と著者は主張
している。

397:マンセー名無しさん
07/10/29 04:32:01 QwANu9CI
>>395
> フランス海軍の一将校は、このように語っている。「ここでは感嘆する他ない。われわれ
> の自尊心を傷つけるのは、どんなに貧しい家であっても、必ず本があるという事実だ」

これの出典を知りたいものですね。

398:マンセー名無しさん
07/10/29 04:34:34 W50fb8ID
>>397

>われわれの自尊心を傷つける

少なくとも、この言葉が「無かった」方にはかなり賭けられると思ふ。

399:マンセー名無しさん
07/10/29 09:38:21 QwANu9CI
近刊
【韓国の観光カリスマ ― 高光喆の半世紀】
北出明(著) 交通新聞社 2007/11

韓国第二の都市・釜山を一大観光都市へと発展させ、2007年2月まで釜山広域市観光協
会会長を務めた高光喆(コ・クァンチョル)氏が日韓交流の発展のために半生を捧げた奮
闘物語。

400:マンセー名無しさん
07/10/29 09:55:42 QwANu9CI
パチンコのマルハンの会長が、韓国・朝鮮関係の研究・出版に対して助成金を出してるん
ですね。

URLリンク(www.hantetsu.or.jp)

401:マンセー名無しさん
07/10/29 10:00:03 QwANu9CI
近刊
【中国・朝鮮の史籍における日本史料集成 李朝実録之部12】
日本史料集成編纂会(編) 国書刊行会 2007/10

402:マンセー名無しさん
07/10/29 11:13:39 AKyEQVGP
>>395
>われわれの自尊心を傷つけるのは、
フランス人がこんなこと言うとはとても思えない。
『自尊心』という表現が、実に韓国っぽい。

403:マンセー名無しさん
07/10/29 11:32:17 UwRcFNpm
>>395
識字率が異様に低かったはずなのに、何故「本」が?

404:マンセー名無しさん
07/10/29 16:48:51 QwANu9CI
本の話ではないですが、またもや人権擁護法案を提出しようとしだしたみたいですよ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)

405:蚯蚓 ◆MIMIZU/ZLU
07/10/29 23:47:59 la3DsnDa
今日はこんなの立てました。嫌韓流の話です。

【韓流】 歌手‘東方神起’は韓流ではない?~日本国内の‘韓流嫌悪’ブーム[10/30]
スレリンク(news4plus板)
日本の書店に行けば韓国や中国そして北朝鮮を嫌う人々が書いた本をよく見る。韓国を嫌う本の出た
こと自体は驚くべきことではない。しかし、このマンガ本は現在まで78万冊を超えるほど売れたし、
2006年ベストセラー本の一つだ。1990年代まで日本の立場では韓国や北朝鮮を考える時、歴史や政治
は切り離せなかった。

それほど韓・日や北・日は近くて、その近さから政治的な対立や葛藤が多かった。そしてまだ北・日
関係は政治的な対立や葛藤を乗り越えられない。日本の人々は北朝鮮の人々の文化に接しようとは思
わない。しかし、2000年代に入って始まった‘韓流’は日本の人々が政治や歴史を離れて韓国を考え
られるようにした初めての大きな流れだった。韓国の映画やドラマそして芸能人たちが政治や歴史を
乗り越えられる力を持っていたという話だ。

しかし今マンガ‘嫌韓流’が流行るのを見ても分かるように、韓国や北朝鮮に対する根深い蔑視感情、
嫌う感情がまだ日本社会には残っている。歴史と深い関係を持つこのような日本社会の雰囲気が‘韓
流’の成長に障害として作用するのが今の状況だ。‘韓流’が日本社会の中で持つ力はまだ大きい。
K-pop、韓国ドラマ、韓国映画が日本社会に根付いた。しかし、その根はまだ成長過程で、強い風が吹
けば倒れる可能性もある。‘韓流’の根が強くなるためにも、韓・日歴史葛藤を乗り越えられる方法
をもう一度深く考えてみなければならない時だ。

ソン・スンジェ〈在日コリアン青年聨合(KEY)共同代表〉

406:マンセー名無しさん
07/10/30 04:46:01 ow6hrmgQ
>>405
ソン・スンジェ〈在日コリアン青年聨合(KEY)共同代表〉って、最近『制裁論を超えて』って
本が出たけど、この本に寄稿している人ですね。

407:マンセー名無しさん
07/10/30 11:10:46 ow6hrmgQ
近刊
【二本指のピアニスト】
ウ・カプスン(著) 新潮社 2007/11/16

鍵盤を叩く指は片手に2本ずつ、ペダルを踏む足は太股まで、楽譜を読む知能もない。
韓国発“奇跡のピアニスト”誕生までの壮絶ドキュメント。

408:マンセー名無しさん
07/10/30 11:14:26 ow6hrmgQ
近刊
【「戦後ニッポン」は戦争をしてきた】
姜尚中、小森陽一(著) 角川グループパブリッシング 2007/11/10

憲法九条のもと、「戦後日本」はずっと平和だった。
護憲派を代表する2人が、あえて「平和国家」神話を問い直す画期的対談。

409:マンセー名無しさん
07/10/30 11:17:47 ow6hrmgQ
近刊
【ぼくは在日「新」一世】 平凡社新書397
ヤン・テフン(著) 林信吾(構成) 平凡社 2007/11/08

在日16年、すっかり日本に根をおろした“新一世”の著者が、「狭間からのまなざし」で日
韓、北朝鮮、そして在日を率直に語る。

410:マンセー名無しさん
07/10/30 11:23:20 ow6hrmgQ
近刊
【中世対馬宗氏領国と朝鮮】
荒木和憲(著) 山川出版社 11月下旬

中世における日朝関係の推移を、その要の位置にあった対馬宗氏の領国の展開とから
めて構造的に検証。

411:マンセー名無しさん
07/10/30 11:24:11 ow6hrmgQ
近刊
【前近代の日本列島と朝鮮半島】
佐藤信、藤田覚(編) 山川出版社 11月下旬

前近代の日本列島と朝鮮半島をめぐって、歴史学の立場から交流の歴史的な特徴を解
明し、今後の研究がかかえる課題についても検討する。

412:マンセー名無しさん
07/10/30 15:15:32 5NKOOFLK
>>408
画期的なのか?
朝鮮戦争には機雷掃海艇出してたし、
米軍に毛布とセメント売り渡していたし、
ベトナム戦争では沖縄米軍に協力していたし、
湾岸戦争に金を出し、
アフガニスタンやイラク戦争でも協力してたのを
日本は戦争に加担していたって
今までも言い続けていたよな。
それをあらためて日本は戦争をしていたと言い直すのか。

413:マンセー名無しさん
07/10/30 15:51:33 ow6hrmgQ
>>408 >>412
日本人拉致被害者なんかはスルーなのかな?

それとも、戦時動員を持ち出すのか。

414:マンセー名無しさん
07/10/31 08:59:44 ixkZJWFi
近刊
【首都壊滅! ― 東京が核攻撃された日】
本郷美則(著) ワック 2007/11

南北統一を掲げ、韓国でクーデターが勃発。
“北の独裁者”は、ついに核ミサイルを日本に向けて発射した。
そのとき日本の政府は、そして国民は…。
迫真の“オピニオン・ノベル”、ここに誕生。
---

北朝鮮は10年前に実際にミサイルを撃ってきましたからねぇ。

415:マンセー名無しさん
07/11/01 12:17:05 pr/WEv8J
近刊
【快韓コミュニケーション ― もっと愛したいとなりの熱いコリアン!!】
尹春江(著) 生活文化出版 2007/11

韓流ブームの影響もあり、身近になった韓国。
ガイドブックに載っていない韓国人のメンタリティや習慣を知って、もっと韓国を好きになろ
う!
韓流エンタメ通訳の第一人者が、もう一歩踏み込んだ韓国との付き合い方を紹介する。
---

> ガイドブックに載っていない韓国人のメンタリティや習慣を知って、もっと韓国を好きにな
> ろう!

……。

416:マンセー名無しさん
07/11/01 12:23:56 pr/WEv8J
【なんせんちょうむ3】
小川裕司(著) エヌ・エヌ・エー 2007/10

  まだまだ驚きの韓国初体験。
  好評発売中『なんせんちょうむ』『なんせんちょうむ2』の続刊!

韓国駐在員が出会う“不思議”の数々。
顔は同じなのに人々の思考回路も行動も違う韓国の生活は、日々新たな驚きに満ちて
いる。
そんな日常の一コマを切り取り、エッセイとともに紹介。
「The Daily NNA 韓国版」で好評連載中「なんせんちょうむ」の41話~60話に、新たな
写真を追加。
日本語のほかに韓国語と英語の訳文も掲載。

417:マンセー名無しさん
07/11/01 14:55:33 mybXUutu
>415

普通、そういうスタンスの本は、その国以外の人が書くものなのに、韓国人は自分で書いちゃうんだね…

418:マンセー名無しさん
07/11/01 15:57:42 pr/WEv8J
>>417
名前からみて、著者は在日なんだと思います。

419:OrcishSerjeant
07/11/01 19:36:18 Mz6RYPQD
>>418 名前で在日朝鮮人とと本国の朝鮮人と区別付くものなの?

420:マンセー名無しさん
07/11/01 19:54:12 pr/WEv8J
>>419
在日の人って、けっこう日本的な名前をつけることが多いような気がしますね。

本国だと(世代によっても違うみたいですが)玉・淑・姫・愛・恵・真・瑛・英なんて字が入る
ことが多いみたいですね。
でも「春江」は完全に日本的な名前でしょう。

ためしに「尹春江」でググってみたところ、次のようなサイトがヒットしました。

URLリンク(www.google.co.jp)

> 尹春江(ユン チュンガン)
> 韓国映画の字幕翻訳兼ライター兼通訳。
> 新潟県生まれの在日3世。

421:マンセー名無しさん
07/11/01 19:58:37 +Nw7FAuL
「春江」の字面が日本風だからかな?
ぐぐったら在日らしい。

>尹春江(ユン チュンガン)
>韓国映画の字幕翻訳兼ライター兼通訳。
>新潟県生まれの在日3世。
>働きながら八歳の娘を育てています。
>和光大学人文学部卒。

日本人にオススメしたい祖国に帰らないあたり、本国人よりタチが悪い。

422:マンセー名無しさん
07/11/01 20:00:28 +Nw7FAuL
>>420
スマソ。かぶった。

423:マンセー名無しさん
07/11/02 09:58:41 +vmRAeF1
【ポスト韓流のメディア社会学】 叢書 現代社会のフロンティア10
石田佐恵子、木村幹、山中千恵(編著) ミネルヴァ書房 2007/10

サッカーワールドカップ共催、そして「冬ソナ」ブームを経て、日本において「韓流」と呼ば
れる諸現象がまきおこった。
日韓はこれまでにも増して「越境する文化の時代」を迎えている。
越境するポピュラー文化は、はたして日韓二国関係を超えて、グローバルなポピュラー
文化形成につながっていくのか。
本書では、テレビ、映画、マンガ、インターネット、観光などに見られた「韓流」現象の「そ
の後」に焦点をあて、日韓相互の脈絡からメディア文化のありようを描き出す。

■目次
第1章 韓流ブームのさまざまな語り手たち ― 他者表象と越境する文化
第2章 韓流とその「愛のあと」 ― 韓国を消費する女性とその表象をめぐって
第3章 NHKテレビハングル講座から見た韓流ブーム
第4章 「韓流」にならないポピュラー文化 ― イメージの交錯と新たな「他者」の誕生
第5章 韓流の底力、その言説
第6章 もう一つの韓流 ― 韓国映画のなかの「在日」像
第7章 インターネットの中のツシマ ― ある「嫌韓」現象をめぐって
第8章 ブームは何を残したか ― ナショナリズムの中の韓流
---

> 第7章 インターネットの中のツシマ ― ある「嫌韓」現象をめぐって

韓国の根拠のない反日運動を無視して、日本の嫌韓現象だけを批判してるんじゃないだ
ろうな?

424:マンセー名無しさん
07/11/02 10:11:06 +vmRAeF1
近刊
【日本陸軍とアジア政策 ― 陸軍大将宇都宮太郎日記 第3巻】
宇都宮太郎関係資料研究会(編) 岩波書店 2007/11/29

1918年に大阪師団長から朝鮮軍司令官に就任した宇都宮は,翌年「3.1独立運動」に直
面しこれを鎮圧する.
参謀本部時代からの豊富な朝鮮人脈を使い,統治の改善を図るべく斎藤実総督の「文化
政治」を先取りする動きを見せる.
20年に軍事参議官となり帰国するも,参謀総長就任の夢を果たせず,22年死去.

425:マンセー名無しさん
07/11/02 13:17:14 43rT4glA
現代コリア9月号より、いつもの<丶`∀´>さん。以下要旨。
----------------------------------------------------------------------------------
「日本はない」剽窃裁判の顛末 -水野俊平

・田麗玉氏の「日本はない」という本は、日本在住のルポライター柳在順氏の原稿から剽窃したもの
 なのか。この疑惑に対する判決がこの7月ソウル中央地裁で言い渡された。結果は田氏の全面敗訴。

・柳氏は裁判費用や相手の社会的地位(圧迫があった)などを考慮、裁判を起こすつもりはなかった。

・ところが、オーマイニュースの取材で「『日本はない』は剽窃だ」と発言したため、田氏が名誉毀損で
 告訴する。

・裁判では、インタビューした相手が柳氏から取材を受けたと証言、また剽窃箇所も具体的に指摘した
 ため、上記の結果となった。

・判決後、柳氏は「私は韓国マスコミを信用しない。私は剽窃箇所を3箇所指摘し、内容を確認するよう
 言ったが、どこも確認しなかった。日本の週刊誌はすぐに確認して剽窃と結論を下した」と語った。

・柳氏は「日本はない」と大同小異の(剽窃だから当然だが)「下品な日本人」という本を書いているの
 だが、下品じゃない日本人もいたわけである。自分が言ったことを自分で否定しているようなものだ。

・柳氏は、「下品な日本人」出版に際し、この剽窃問題に関してソウルノプレスセンターで記者会見を開く
 予定であったが、出版元が暗に「記者に金を配れ」と要求したため中止、出版も取りやめとなった。

・何ともドロドロした話である。こんなのをまとめればいくらでも「韓国はない」、「下品な韓国人」という本が
 書けそうである。「日本はない」という書名が泣いている。

426:マンセー名無しさん
07/11/02 13:22:12 43rT4glA
あ、一部不正確だった。

× 「日本はない」と大同小異の(剽窃だから当然だが)「下品な日本人」という本

○ 「日本はない」と大同小異の「下品な日本人」という本
  (剽窃は「日本人、あなたがたは誰なのか」という本の原稿から。「下品な日本人」はその後)

427:マンセー名無しさん
07/11/03 05:57:00 MXzN0aw3
テス

428:○
07/11/03 05:57:51 eMs84vp/
>>387-389

 遅くなりましたが、紹介有り難うございました。
 早速、密林で五冊程発注しました。
 到着するのが楽しみです。

429:マンセー名無しさん
07/11/04 11:47:21 cRLuJq2A
近刊
【孤島 ― 在日韓国・朝鮮人ハンセン病療養者生活記録】
崔南龍(編著) 解放出版社 2007/11/19

岡山県の邑久光明園、長島愛生園に生きた在日韓国・朝鮮人ハンセン病療養者25人の
声を刻んだ生活実態記録集の復刻版。
国籍・病苦の二重差別と、戦中・戦後のハンセン病療養所の実相を生々しい貴重な証言
として活写する。

■著者紹介
1931年、神戸市に生まれる。10歳の時、国立療養所邑久光明園入所。園内の双葉寮で
の療養生活と同時に園内の小学校4年に編入、今日にいたる。著書に『猫を食った話 ―
ハンセン病を生きて』2002年、『崔南龍写真帖 島の65年 ─ ハンセン病療養所邑久光明
園から』2006年、いずれも解放出版社。

430:マンセー名無しさん
07/11/04 11:51:49 MtsmrmRu
九条の会・東大
URLリンク(www.geocities.jp)
九条の会・京大
URLリンク(kyodai9jo.kurushiunai.jp)
九条の会・北大
URLリンク(www.geocities.jp)
九条の会・名大
URLリンク(www.geocities.jp)
九条の会・阪大
URLリンク(handai.sakura.ne.jp)
九条の会・早稲田
URLリンク(geocities.yahoo.co.jp)
東京院生九条の会
URLリンク(insei9.hp.infoseek.co.jp)


↓↓逆立ちしても変えられない現実w↓↓↓

 護 憲 リ ベ ラ ル = 高 学 歴

 ウ ヨ ク = 低 学 歴

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

431:マンセー名無しさん
07/11/04 11:52:47 cRLuJq2A
近刊
【韓国経験の政治経済学 ― ポスト権威主義の課題】
田村紀之(著) 青山社 2007/10

本書は、「韓国経験の半世紀」を、長期にわたる著者の定点観測と計量分析を通じて総
括したものである。
この半世紀は、韓国型権威主義体制が確立しそして溶解してゆく過程であり、また同時
に、政官財の密接な協調関係を軸とした不均衡経済発展が、「東アジアの危機」によって
頓挫を余儀なくされたのちに回復を遂げる時期でもある。
台湾との比較を通じて、従来の韓国のイメージを一新するとともに、ポスト権威主義時代
の課題と南北関係についても展望する。

■著者紹介
二松学舎大学教授。

432:マンセー名無しさん
07/11/04 11:55:12 eb5IjCy7
>>425
「日本はない」といえば、昔このクソ本を立ち読みしたときに、
このクソ田が、最後に、
将来は、「韓国が世界の中心になる」
と書いてるのを読んで、
やっぱりチョンは救いようのないバカだな。
と思った記憶があるw

433:マンセー名無しさん
07/11/04 11:56:10 cRLuJq2A
近刊
【統一教会信者の救出 ― マインドコントロールの実態と救出】
全国原理運動被害者父母の会(編) れんが書房新社 2007/11

434:マンセー名無しさん
07/11/04 12:05:44 cRLuJq2A
近刊
【ディアスポラとしてのコリアン ― 北米、東アジア、中央アジア】
高全恵星(編) 柏崎千佳子(訳) 新幹社 2007/10

帝国主義の時代、植民地となった朝鮮は、多くの人々が故郷から引きはがされ、世代を
継いで異国で生きることになった。
在日コリアン、中国の朝鮮族、旧ソ連(中央アジア)の高麗人、そして戦後の在米コリアン。
それらの歴史と現状を、アメリカの東巌研究所の研究誌に寄せた気鋭の論文集。
---

少なくとも在日は、いつでも祖国に帰れるんじゃないの?

435:マンセー名無しさん
07/11/04 12:10:47 cRLuJq2A
近刊
【独島/竹島 韓国の論理 (増補版)】
金学俊(著) ホサカ・ユウジ(訳) 論創社 2007/11

436:マンセー名無しさん
07/11/04 12:24:19 eb5IjCy7
>>434
>多くの人々が故郷から引きはがされ

引きはがされって、笑わせるなよw
今でも集団密航してくる、ゴキブリミンジョクのくせにw

437:マンセー名無しさん
07/11/05 20:13:37 PnlpaoqU
>>219
【書評】 愛あればこそ、隣国とは仲良くできません~『新しい神の国』[11/5]
スレリンク(news4plus板)
1 :国際派φ ★:2007/11/05(月) 19:39:56 ID:???
書名を見て、「新しい神」の国の話なのか、それとも、新しい「神の国」の話なのか、
どっちなのかが、まずは気になった。読み終えた今、おそらく後者だろうとは思いつつ、
いまだハッキリしない。しかし、この本の主旨そのものは非常にシンプルで、それは、
「日本は中国や朝鮮とはまったく違う国だ。もちろん欧米とも違う」ということに尽きる。

 かつて福沢諭吉が「脱亜入欧」を唱えたが、そもそも日本はアジアといっても、
中国や朝鮮とはまったく別のアジア(著者は、「別亜(Another Asia)」という表現をしている)
であり、改めて脱する必要もなかったのだと。

 そして、今現在の日本は、すでに福沢諭吉が「入欧」という言葉にこめたであろう、
近代化や科学文明化はすでに成し得ており、これ以上、「全体の利益という仮面の
下に自己中心的な国益を隠す技術の達人」であるアングロ・サクソンの真似をする
必要はない。そもそも一神教の人々とは、肌合いが違うという。

〈われわれは媚びることなく、和の世界で内側をがっしりと固め、外にそれを理解して
もらうことなぞ求めず、中華文明圏やアングロ・サクソン文明圏の人々を永遠の他者と
しつつ、彼らの行動規範、思考様式を一つずつの構造として把握し、その構造に則って
彼らと外交や交流のできる一群の専門家を分業体制として内蔵すればこと足りることである〉

 つまり、日本は日本のままでいい。国際化時代なので、外国とのつきあいはやむを
得ないが、みんながみんな外国人と腹を割って仲良くしていくと考えるのは、実現不可能な
夢物語だと、主張している。

(続きはソース先でお願いします)

ソース:日経ビジネス
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)


438:マンセー名無しさん
07/11/05 20:21:25 L9dqPqhq
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)

  愛あればこそ、隣国とは仲良くできません~『新しい神の国』古田博司著
  (評:麻野一哉)

書名を見て、「新しい神」の国の話なのか、それとも、新しい「神の国」の話なのか、どっち
なのかが、まずは気になった。読み終えた今、おそらく後者だろうとは思いつつ、いまだハ
ッキリしない。しかし、この本の主旨そのものは非常にシンプルで、それは、「日本は中国
や朝鮮とはまったく違う国だ。もちろん欧米とも違う」ということに尽きる。

かつて福沢諭吉が「脱亜入欧」を唱えたが、そもそも日本はアジアといっても、中国や朝
鮮とはまったく別のアジア(著者は、「別亜(Another Asia)」という表現をしている)であり、
改めて脱する必要もなかったのだと。

そして、今現在の日本は、すでに福沢諭吉が「入欧」という言葉にこめたであろう、近代化
や科学文明化はすでに成し得ており、これ以上、「全体の利益という仮面の下に自己中心
的な国益を隠す技術の達人」であるアングロ・サクソンの真似をする必要はない。そもそも
一神教の人々とは、肌合いが違うという。

〈われわれは媚びることなく、和の世界で内側をがっしりと固め、外にそれを理解してもら
うことなぞ求めず、中華文明圏やアングロ・サクソン文明圏の人々を永遠の他者としつつ、
彼らの行動規範、思考様式を一つずつの構造として把握し、その構造に則って彼らと外
交や交流のできる一群の専門家を分業体制として内蔵すればこと足りることである〉

つまり、日本は日本のままでいい。国際化時代なので、外国とのつきあいはやむを得な
いが、みんながみんな外国人と腹を割って仲良くしていくと考えるのは、実現不可能な夢
物語だと、主張している。

■「茶」化は我々の大事な能力です

著者の専門は東アジア文化である。歴史や文物に詳しい専門家が、自身の6年におよぶ
韓国生活や体験を踏まえて、具体的に彼我の違いを明らかにしていく。

439:マンセー名無しさん
07/11/05 20:22:48 L9dqPqhq
>>437
かぶった orz

440:マンセー名無しさん
07/11/06 10:50:14 6+AYlhVZ
近刊
【ハル(2) 哲学する犬からの伝言】
クォン・デウォン(著) 蓮池薫(訳) ポプラ社 11月中旬

物静かに考えにひたる、哲学者のような仔犬「ハル」。
私たちの日常にも哲学が潜んでいることを、ハルが優しく語りかけてくれる。
---

ハル「どうして僕たち食べられちゃうんだろう?」

441:マンセー名無しさん
07/11/06 15:17:20 6+AYlhVZ
URLリンク(mainichi.jp)

  拉致問題:脱北男性が「消えた277人」をハングルに翻訳

北朝鮮に拉致された可能性がある約300人の失跡状況などをまとめた書籍を、今春日
本に戻った60代の脱北男性がハングルに翻訳した。翻訳は特定失踪(しっそう)者問題
調査会が韓国などからも情報提供を呼びかけるため。1カ月がかりでA4判で300枚近
くにまとめた男性は「拉致問題解決のため力になりたかった」と話している。【工藤哲】

男性は北陸地方出身の元在日朝鮮人で、60年代に14歳の時、父母らとともに帰還事
業で北朝鮮に渡った。朝鮮労働党員になったが、当局の方針に疑問を感じ脱北を決意。
昨秋中国に逃げ、瀋陽を経由して日本に戻った。

一方、調査会は拉致の可能性があり家族らが名前の公表などを承諾している失跡者に
ついて、韓国や中国・朝鮮族の人たちからも情報を求めるため、会が発行する「消えた
277人」(毎日ワンズ、316ページ)のハングルでの翻訳を計画。国内の脱北者支援団
体に協力を要請したところ、一定年齢まで日本にいて日本語に不自由しない男性が引き
受けることになった。

男性は7月から毎日約4時間机に向かい、約1カ月かけて、A4判で272枚にまとめた。
一部の外来語で辞書を使った以外は滞りなく訳すことができたという。北朝鮮で当局者
から平壌郊外の招待所で拉致被害者が暮らしていると聞かされたという男性は「日本に
来て拉致認定者が20人近くいると知り人数の多さに驚いたが、可能性のある失跡者が
300人もいるとは」と話している。

男性の支援に当たっている脱北者支援団体「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の
三浦小太郎代表は「日本では脱北者の多くは生活保護に頼らざるを得ないのが実情。
男性のように拉致問題への協力という形で自ら社会に貢献している意識を持つことは有
意義だ」と話している。

翻訳文は今月中旬に調査会のHP(http://chosa-kai.jp/index.html)に掲載
される。

442:マンセー名無しさん
07/11/06 16:27:06 09rHP6A/
日本生まれだからって「日本に戻った」なんて書くことないのに。

443:マンセー名無しさん
07/11/06 18:56:01 sAmM4K1F
「日本と中国」歴史の真実
URLリンク(www.keizaikai.co.jp)

歴代のシナ帝国の側(資料)から見た等身大の日本て視点が新鮮だった。
義満の日明貿易は明からすれば自らのプライドを損なわずに行った「逆朝貢」=「みかじめ料の献上」
って側面があった等など、中国側の記録をソースに中国と並び立っていた日本像が淡々と書かれてる。
返す刀で義満は奈良、平安期に大陸に渡った日本人よりも堕落した単なる私欲の人って切り捨てて痛快。

東アジア共同体を推進したがる胡散臭い連中が政権中枢を握っている今だからこそ
『新しい神の国』とともに読まれるべき本だと思う。
2、3時間で読める本だおw

444:マンセー名無しさん
07/11/06 20:06:13 jBj422nr
確かにこれ面白かったけど、文章がゴツゴツしてて読んでて疲れた…。

445:マンセー名無しさん
07/11/09 20:38:40 Mfgr0btD
佐伯有清 『最後の遣唐使』 講談社学術文庫

2007/11/8発売 ISBN 4-06-159847-8
定価(税込):840円

1978年刊行の講談社現代新書『最後の遣唐使』の復刊
新羅関係の話題も少しあり

446:マンセー名無しさん
07/11/09 21:57:50 kfGvJX08
>>444
なに、まだ若い論者だし、保守論壇に若い新人が来たのだからと
応援してやる意味でもかってやった方が良いかと

447:考える名無しさん
07/11/09 22:33:34 UNrTqflc
「週刊新潮」2007年11月15日号に、こんな記事が載ってるらしい。
---

  誰が「小沢一郎」を葬ったか
  「第2の角栄だ」永田町を駆け巡った「アメリカにやられた!」

「小沢はアメリカにやられたんだ!」 小沢氏が辞任会見に臨んだ時、永田町にはそんな
声が駆け巡った。
インド洋での給油活動を停止した日本に、アメリカは激怒。小沢氏は、かつてアメリカとい
う“虎の尾”を踏んだ故田中角栄の二の舞になったというのである。

インド洋での給油活動からの撤退 ― この一事を阻止しようとして失敗し、安倍前総理は
退陣。そして、福田政権も、迷走中だ。
そんな中で飛び出したのが自民党と民主党との"大連立構想"であり、それに乗ったのが
小沢氏である。
しかし、危険極まりないその構想に、なぜ小沢氏は踏み入ったのだろうか。
「冷静沈着な普段の小沢氏なら、乗らなかったのではないか。会談に応じたこと自体が不
可解だし、何か焦りがあったとしか思えない」
と、永田町関係者は口を揃える。そして、その焦りの原因を「アメリカ」と見る専門家は少な
くないのだ。
「給油を一刻も早く再開しろ、というアメリカの要求は厳しく、小沢氏の周辺にもさまざまな
形の"風圧"があったのです」
と指摘するのは、政治評論家の森田実氏だ。「その風圧を感じた小沢氏は、すでに8月に
ワシントンに自分と一心同体の人間を派遣して米高官と接触させていました。米のプレッ
シャーをひしひしと感じる中で、小沢氏に"米国恐怖症"が猛烈に芽生えていたのです。
今回の会談に乗る素地が出てきたのはそこです。与党と政策合意して連立政権を組み、
国連決議の下に自衛隊の海外派遣に道を開き、その上で給油を実現するという道を小沢
氏は選んだのです」。

448:マンセー名無しさん
07/11/09 22:35:18 kfGvJX08
森田という時点でダウトだな。

逆神じゃないか

449:マンセー名無しさん
07/11/09 22:36:48 UNrTqflc
>>447 は誤爆です orz

450:OrcishSerjeant
07/11/10 00:36:50 IRaP6wb/
またまた、読書感想文を書くオークがやってきましたYo!

『新しい神の国』 古田博司著 ちくま新書
この人の単独の著書を読むのはこれが初めてです。

 面白いことを書いているけど、漏れにはちょっと難しい所があっ
た。著者は「教養人」だが漏れは違う。岡倉天心の漢詩風文章を添
削されても、教養の無い漏れには分からなかった。
ただ、教養と言うほどでもなく今の日本人がちょっと昔の文章も読
めず、その感覚も分からないような状態は著者ならずとも、危機感
を感じるんじゃないかな。

 著者は「特定アジア」と日本の差を具体的に述べ、日本は最初か
ら「別亜」であると説く。ただし、著者自身は「特定アジア」とい
う単語を使っていない。アフガニスタン、モンゴルはおろかフィリ
ピン、タイ辺りについてすらほとんど言及していないので、ほぼ間
違いないだろう。誤解を招くかもしれないが儒教的アジアと言って
もいい。

 まずは、日本の側からは戦後の「左翼、知識人、良心的勢力」が
どのように世論を間違った方向に誘導してきたのか、その原因は何
かというところから書いている。そういえばノムヒョンは、日本の
「良心的勢力」と連携を取ると言っているそうですね。(黒田氏の
著作より)
 なぜ間違いを平気で犯したかというと、現実を見ずに漢書をちょ
っとなぞった程度の知識で己の妄想を膨らませ「アジアは一つ」な
んて思い込んでしまう。当然戦前の「右翼」も同じ。この辺は山本
七平も陸軍士官としての体験の本で書いてます。『お前は「アジア
人」じゃないと現地人に言う日本兵』の話があったね。

つづく

451:OrcishSerjeant
07/11/10 00:37:30 IRaP6wb/
その2

 もう一つ日本人は「写実的」という説明をしているのだが、著者
の説明じゃ分かりにくいので漏れなりに解釈して例示する。
江戸時代の絵は現代の目で見ても非常に写実的。でも、剥製を元に
豹を描いた結果どうなったか?豹は虎の雌として描かれてしまった。
足の構造上松の木にとまれないはずの鷺が松の木にとまった状態で
描かれてしまった。
 現実を見ていないから、写実的であっても現実的ではない。
こういうことだと漏れは思った。
 中華的価値観だと、この本での指摘では山腹に「そこにあって欲
しい」仙人の家を書いてしまうことになる。豹や鷺と違って仙人も
仙人の家も実在しないところが違う。

 その後「2ちゃんねる」という具体名も出して「茶化す」をティ
ーゼーションという造語を使って説明している。「左翼」が嘘を付
きすぎたから茶化す対象になり、茶化すということは少なくても江
戸時代から続く伝統芸能なんだと。だからこの本は『「新しい神」
の国』ではなく、『新しい「神の国」』なんだろう。
 ただし、現代のインターネットを利用した茶化すにも限界がある
と警告をし、本当の知識や教養はインターネットには無く図書館に
こそあると書いている。複数の場所に書いた文章を1冊の本にまと
めたせいか、後のほうになると「現実を現場で見ろ」という主張が
ほとんど見られなくなっているのですが・・・。

つづく

452:OrcishSerjeant
07/11/10 00:38:33 IRaP6wb/
その3

 漏れは一応ハン板の住人として朝鮮関連の本をちょっと読んでい
るため朝鮮に関する部分はあまり新味が無いと感じてしまったけど
日本の「国内問題としての中韓」という視点では良く書かれている
と思う。ただし、この本の中心は戦後左翼批判で、中韓については
ともかく、茶化しについて書かなくても本としては成り立っている
とも思った。

そんなわけで誰か「大陸派vs海洋派」のコピペを張ってくれ。
この本で指している戦後左翼はコピペの大陸派なんだよな。


453:マンセー名無しさん
07/11/10 09:26:35 tPKavOPK
近刊
【国境の河 ― 中朝国境慟哭の岸辺に立って】
高山秀子(著) 光人社 2007/12

米「ニューズウイーク」誌元記者が歩いた鴨緑江と豆満江 ― ふたつの河が映し出す北
朝鮮の真実。
脱北者はじめ北朝鮮・韓国・中国・米国・日本の関係者へのインタビューで描く北朝鮮の
現在・過去・未来。

■内容紹介
1 脱北者の河
2 日本統治下のふたつの河
3 そしてまた、戦争があった
4 現在河を渡るもの
5 在日の哀しみ
6 「生きていてくれ!待っていてくれ!」

454:マンセー名無しさん
07/11/10 09:29:35 tPKavOPK
【花田家の隠し子 ― アボジと呼ばせて】
花田河成(著) 主婦と生活社 2007/11

韓国で生まれた著者にとって、初代・若乃花は親父、二子山親方は叔父、そして、若貴は
いとこだった…。
二子山部屋全盛期~若貴の確執の真実までを花田家の“陰”として見つめてきた壮絶半生。

■目次
第1章 尊敬する二子山親方の死
第2章 国境を超えた父と母の「純愛」
第3章 外国・日本へ
第4章 親父と同じ“相撲の道”
第5章 理事長と序二段力士
第6章 花田家の中の隠し子として
第7章 切れてしまった絆
第8章 親父への絶縁

455:マンセー名無しさん
07/11/10 09:34:06 tPKavOPK
【韓米FTA ― 韓国対外経済政策の新たな展開】
奥田聡(著) アジア経済研究所 2007/10

韓米FTAを契機にFTA政策を積極的に推進する韓国の動きを分析。

456:マンセー名無しさん
07/11/10 09:42:52 tPKavOPK
近刊
【韓国三人詩選 ― 金洙暎・金春洙・高銀】
韓龍茂、鴻農英二(訳) 彩流社 2007/11

花咲きつつあった民主(あるいは民衆)詩人の先駆けとなった金洙暎と金春洙。
そして二人のあとを受けた高銀は、民主化運動に身を投じ、韓国民主詩人の系譜を創り
上げた。
戦後の韓国を代表する詩人の傑作選集。

457:マンセー名無しさん
07/11/10 09:47:18 tPKavOPK
近刊
【韓国特許実務入門】 現代産業選書 知的財産実務シリーズ
康應善、酒井宏明(著) 経済産業調査会 2007/11

2006年度で、韓国の産業財産権(特許、実用新案、意匠、商標)の出願は年間40万件
に達する勢いであり、特許だけでも16万件を超えている。
その出願数は世界でも第4位の知財大国となっており、外国からの出願としては日本か
らのものが圧倒的に多い。
韓国産業の急速な発展とともに、日本からの韓国への出願も急増しており、また韓国か
ら日本への出願も増えている。
今や、日本にとっても韓国にとっても、お互いの特許制度を深く知ることは、極めて重要な
こととなりつつある。

458:マンセー名無しさん
07/11/10 19:42:19 g0ohA0ak
現代コリアの11月号を買いに行ったら未発売だった。

9月で廃刊(?)と聞いたような気もするけど、9、10月と普通に出て、その10月号も
定期購読の申し込み要領など載っていて特に変わりなし。

誰か事情を知っていたら教えて下され。

459:マンセー名無しさん
07/11/10 22:10:43 LKfUtmyr
>>458
実際は販売していない書店を取扱書店にしてたりしてたから、
結構大雑把に終わった可能性もあるなぁ。

460:マンセー名無しさん
07/11/11 00:27:08 S6BpMHnX
(↓)こんな記事を見つけました。
---

URLリンク(blog.livedoor.jp)

  「現代コリア」が休刊へ

拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=の拉致について初めて伝えた、朝鮮
半島情勢に関する雑誌「現代コリア」(年10回発行、現代コリア研究所)が、編集委員の
高齢化や財政難を理由に11月上旬に発行する476号で休刊、研究所も閉鎖する。

現代コリアは平成8年10月号で、元北朝鮮工作員の話として少女拉致事件を伝え、後に
少女がめぐみさんと判明。拉致被害者の家族会結成など救出運動につながった。

編集発行人の佐藤勝巳所長は「日本人の視点からの朝鮮論を確立し、歴史的役割は果
たせた。新しい世代が出れば引き継ぎたい」としている。

461:458
07/11/11 00:38:01 B3TLQXOt
>>459-460

ノシ thx nida。

今の10月号が475号-つまり次で終わり、まだ出てないという状況ですか。
ここで「出た」という書き込みを見てからだいたい半月遅れだから、今月末くらいかな。

462:マンセー名無しさん
07/11/11 12:30:15 S6BpMHnX
本の話題じゃないんですけど、いわゆる「在日特権」のことが中日新聞に載ってたんで、
紹介しますね。
このニュースのスレがいくつか立ってるんですが、「在日特権なんて単なる都市伝説だと
思ってた」なんて書いてる人が多いですね。
---

URLリンク(www.chunichi.co.jp)

  前市部長、1800万円着服か 三重・伊賀市の詐取

三重県伊賀市の前総務部長長谷川正俊被告(59)=現総務部付=が知人から約530
万円をだまし取ったとして詐欺と有印公文書偽造・同行使の罪で逮捕、起訴された事件
で、伊賀市が数十年前から在日韓国人や在日朝鮮人を対象に住民税を減額していた措
置を長谷川被告が利用し、市内の元在日韓国人から約1800万円を着服していた疑い
のあることが分かった。

関係者によると、減額措置は、昭和30年代から40年代にかけ、旧上野市(現伊賀市)と
地元の在日本大韓民国民団(民団)や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との交渉で始
まったとみられ、納付額を半減するなどしていた。市は条例などを制定しないまま、最近
まで続けていた。

2001年4月から04年3月まで税務課長だった長谷川被告に、在日韓国人が日本に帰
化するのに伴い住民税が本来の額に上がるため相談を持ち掛け、応じた長谷川被告は
半分のままでいいから自分に渡すよう促し、02年以降計約1800万円を受け取ったまま、
納付せずに着服していたらしい。

受け渡しの際、自作の預かり証を渡していた。数年間にわたり、帰化した元在日韓国人
は滞納状態だったが、長谷川被告が「督促しなくてよい」と職員に指示していた。

税務課に勤務経験のある職員によると、30年以上前は、在日韓国人らが窓口に来た際、
一般職員ではなくて、係長級職員が直接受け付け、減額していたらしい。(後略)

463:マンセー名無しさん
07/11/12 18:56:53 2T8Zp5Ph
近刊
【在日朝鮮人のメディア空間 ― GHQ占領期における新聞発行とそのダイナミズム】
小林聡明(著) 風響社 2007/11

敗戦後林立した在日の新聞・雑誌。
検閲や政治経済の激変のなかで、民族の行く末を模索しつづけた多様なメディア群。
米国に眠る膨大な資料に初めて切り込んだ労作。
祖国・民族・イデオロギーの混沌から見える越境の魂。

■内容紹介
一 解放後在日朝鮮人メディアの源流
二 在日朝鮮人新聞の動態 ─ 朝鮮新報社をめぐる合併と対立
三 『国際タイムス』の成立と展開
四 朴魯禎の複数新聞経営 ─ 日本語紙と英字紙の発行
おわりに ─ 朝鮮人メディアの歴史研究に向けて

■著者紹介
小林聡明(こばやし・そうめい)
1974年生まれ。
一橋大学社会学部卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。
現在、日本学術振興会特別研究員(東京大学)。在日/南北朝鮮メディア史、朝鮮半島地
域研究。

464:マンセー名無しさん
07/11/12 19:03:36 cIZhusbh
現代コリア終刊号の目次から

終刊にあたってご挨拶申し上げます 佐藤勝巳

南北レーダー
 〔南〕次期政権にも対北宥和政策を要求
 〔南〕影を落とすサブプライムローン問題
 〔北〕北から核流出

盧武鉉の狂乱と李明博政権に立ちはだかる伏兵たち 洪●(螢の下の虫の部分が火になってる漢字)
曖昧さも合意に盛り込み,第二段階へ ―北朝鮮の核,年内に無能力化? 名村隆寛
開設目前の日本海横断定期航路  ―羅津港の戦略問題をめぐって各国が火花 花房征夫

ぼくは『現代コリア』に育てられた 黒田勝弘
朝鮮半島を見る羅針盤だった 小林一博
「現代コリア」と私 永守良孝
佐藤勝巳氏は紫式部以来の偉大な女性を育てた人である 坂中英徳
「現代コリア」の思い出 西岡力

〈連載〉
 アメリカはどう動くか(28) 島田洋一
 冬扇房閑話(36) 威張るな民主主義 田中明
 カフェテリア 「現代コリア」スクール 成美子
 韓国メディアウォッチング(67) 野平俊水
 ネットで透る北朝鮮(22)  ―若きMIT研究助教授はなぜ過去を埋葬したのか ウラジミール
 親日と愛国―『尹致昊日記』抄(32) 木下隆男
 救出運動の現場から(2) 平田隆太郎

現代コリア研究所の沿革

編集後記

465:マンセー名無しさん
07/11/12 19:10:01 xUEMxaz+
>>337 面白そうだね 買いますわ thx

466:マンセー名無しさん
07/11/12 19:25:10 QEXTJGxs
>>465

この国は韓国のために尽くした外国人を抹殺(←注:業績を無視)するという悪い癖がある。

韓国留学中、「あなたは日本と韓国、どちらが好きですか」と詰問され、「日本です」と答えたら、
「では何故韓国に住んでいるのですか」と畳みかけられた。

帰国後、息子に「日本人で反日の人達、なんで日本が嫌なのに何故日本に住んでるの」と聞かれ
「まったくそうだね」と相槌を打った。

↑こんなのもあったnida。

467:マンセー名無しさん
07/11/12 19:27:48 QEXTJGxs
×:なんで日本が嫌なのに何故日本に住んでるの
○:なんで日本が嫌なのに日本に住んでるの

ただの要約間違いnida。

468:マンセー名無しさん
07/11/12 19:31:09 rTlfcR3V
>>465
最高に面白いよ。ハン板を知っていれば更に楽しめること間違いなし。

かつ、ぴろちの最高のエッセンスを凝縮した一冊なので、しばらく彼の本は買わなくても
いいかと。

469:OrcishSerjeant
07/11/12 20:32:09 6jS4gczE
>>465 漏れも薦める。長文の感想書いちゃったくらいだw
3行に要約すると以下のとおり
・特亜と日本が分かり合えるなんて無理wwww
・ネットウヨなどいない!「左翼」が茶化されているだけ。
・茶化しているだけじゃなくて教養付けろ。本を読め。「全集つぶし」マジおすすめ。



470:マンセー名無しさん
07/11/13 11:23:55 06PP9Z3K
「在日利権」に関するニュースの第二弾です。

URLリンク(mytown.asahi.com)

  住民税 在日市民を減額
  ◇◆伊賀・桑名市 不公平、廃止・是正へ◆◇

伊賀市と桑名市が一部の在日韓国・朝鮮人の住民税を、法的根拠があいまいなまま半
額程度に減額する特例措置を長年続けていたことが分かった。遅くとも1960年代後半
には始まっていたとみられ、伊賀市は税の公平性に反するとして昨年度でこの措置をや
めた。桑名市も来年度から是正する方針だ。

両市によると、減額対象は、在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(総
連)に所属する在日韓国・朝鮮人のうち、税が給与天引きされずに窓口などで納付する
「普通徴収」の人たち。両団体支部を通じて納税手続きをしており、最近の対象者は伊賀
市で約50人、桑名市で約250人だったという。

特例措置が始まった時期について、両市の税務課は「定かではない」とし、法的根拠とし
て、各市条例の「特別な理由があり、市長が認める場合」という減免規定を挙げる。しかし、
伊賀市の今岡睦之市長(93年から旧上野市長)は「04年の合併前ぐらいになって(特例
措置を)初めて聞いたように思う」と話しており、税務職員でも課税担当者ぐらいしかその
存在は知らなかったという。

経緯の不確かさと税の公平性の観点から、伊賀市は「在日韓国・朝鮮人の経済状況も大
きく改善された」として05年に地元の民団・総連と特例措置の廃止で合意、07年度から取
りやめた。桑名市も「時代にそぐわない」として02年に特例措置をなくすことで両団体と話
がまとまり、08年度から正式に廃止する方針だ。

昨年末の外国人登録者の内訳を見ると、韓国・朝鮮籍の人は伊賀市が411人、桑名市は
1037人となっている。

471:マンセー名無しさん
07/11/13 12:15:04 hJKjS5le
在日利権云々のコピペが目立つ今日この頃ですが、ウザがられて逆効果-

を狙った工作員でしょうか。

472:マンセー名無しさん
07/11/13 12:35:55 06PP9Z3K
近刊
【パンソリに想い秘めるとき ― ある在日家族のあゆみ】
呉文子(著) 学生社 11月中旬

北への帰還で父と断絶、夫の大学教授辞任、母と「母」、息子の人質事件、娘の突然の死
など、在日二世女性として生きた70年の半生。


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