■ハングル板の本棚■第14書架at KOREA
■ハングル板の本棚■第14書架 - 暇つぶし2ch292:マンセー名無しさん
07/09/30 17:18:07 s48a85Hz
>>291 の続き)

この視角をさらに発展させ、運動権の教材として広く用いられたのが88年に出版された
『もう一度書く韓国現代史』(全3巻・トルベギ)だった。大韓民国の正当性を否定し、北朝
鮮を友好的に描いたのはもちろん「大韓民国は民主の廃墟の上で、米国の私生児として
汚辱の運命を背負って生まれた」などの激しい表現が随所に登場するこの本は、今もい
くつかの中学校や高等学校で推薦図書の目録に入っている。

左偏向の現代史解釈は、2000年代に入ると高等学校の教科書にまで影響を及ぼし始め
た。03年から教育現場で教科書として使用されているクムソン出版社刊『韓国近現代史』
では、北朝鮮を民族自主的、韓国を『外勢依存的』と説明しており、大韓民国政府樹立の
意義をおとしめているという非難を受けてきたが、今も学生たちの歴史認識に大きな影響
を及ぼしている。

しかし流れは変わりつつある。最近の現代史概論書においては左派の見方も少しずつ変
わりつつある。今年8月に2巻が出版された『20世紀韓国史』(全20巻・歴史批評社)は、48
年の5・10選挙が自由民主主義のための普通選挙だったという点と、朴正熙(パク・チョン
ヒ)政権に経済開発の推進力があった点などを認めている。

◆二分法的な視角を克服してバランスを保つべき 

このように主流となっていた左派的視角の問題点を正面から反論を試みる書籍が、昨年2
月に出版された『解放前後史の再認識』(全2巻・チェクセサン)だ。経済学者の李栄薫(イ・
ヨンフン)ソウル大学教授、西洋史専攻の朴枝香(パク・ジヒャン)ソウル大学教授、国文学
者のキム・チョル氏ら右派陣営の学者たちが執筆したこの本は、脱民族主義と脱理念を
土台とした実証的歴史観を志向し、『解放前後史の認識』に代表される左派的歴史観への
対抗であることを明確にしている。北朝鮮が親日清算を完璧に成し遂げたというのは虚構
であり、分断と韓国戦争(朝鮮戦争)は米ソ冷戦に勝利するためのスターリンの世界戦略
に起因するなど、90年代に新しく公開された資料を根拠に、これまでの解釈に反駁を加え
ている。


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