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柳宗悦が朝鮮を愛したって? 定説覆す『ヤナギ・ムネヨシの二つの顔』
『ヤナギ・ムネヨシの二つの顔』チョン・イルソン著、知識産業社、
336ページ、1万5000ウォン
「朝鮮を愛した日本人」。ヤナギ・ムネヨシ(柳宗悦・1889~1961)の名前の前につく修飾語
の言葉だ。彼は日帝時代、我が民族側に止まった良心ある知識人の代表に数えられる。
彼は日帝の光化門撤去計画を批判、朝鮮芸術の美しさを礼賛したし、朝鮮民族美術館を
設立して朝鮮の優秀な芸術品を展示した。1984年、全斗換(チョン・ドファン)政権は、彼
が我が国の美術品文化財研究と保存に寄与した功労を認めて宝冠文化勳章を追叙した。
ヤナギはどうしてそのように朝鮮問題に深く関与しただろうか。彼の本心は果たして何だ
ったのだろうか。この本はそんな興味から始まる。そして、ヤナギに対するこれまでの評
価を根こそぎ覆す。著者の結論によれば、彼は3・1運動に対する日帝の武力鎮圧に傷を
受けた朝鮮民族の心をなぐさめようと考えた心理療法師と同時に植民地朝鮮統治の入れ
知恵師に過ぎない。
ヤナギが一般大衆に広く知られたのは3・1運動直後、読売新聞に寄稿した文「朝鮮人を
思う」を通じてだ。彼は「人間は愛の前に従順であるが、抑圧に対しては頑強である。日本
はいずれの道によって隣人に近づこうとするのであろう。平和を願うならどうして愚かなこ
とを繰り返して抑圧の道を選ぶのだろう」と言い、日本の武断政治を批判した。