07/08/02 02:57:53 P5ou0uIV
「怠惰の代償」
「あれ? ここに置いといたのにどこいったんだ?」
久しぶりに倉庫の整理を始めたロシアノビッチ君は宝石箱の中身が消えていることに気付きました。
気のせいかとも思いましたが次の箱も引き出しも空になっています。
「絵をしまってあるはずなのに額縁しかねえぞ? 俺が必死にためた酒のコレクションはビールの空き瓶じゃねえか!? ウクライナ~!何所だあ~!」
「何か御用ですか、お兄様?」
「俺の酒は? ソビエトフスキーの爺様が買い込んだ絵は? 宝石は?」
「お兄様お忘れですの? 事業に失敗したとき売り払ってしまいました。」
「え? でもあの500万ドルもする奴はどうなったい? ありゃ取ってあるはずだぜ?」
「な、無くなっているんですか? だからあれほど警備員さんを雇ってくださいと言ったのに・・・。鍵も壊れてましたよ!? 監視カメラも面倒がって付けてないじゃないですか!」
「ニェット~!」