07/07/05 23:23:33 g6jgjGO3
一日の授業が終わり、各々が雑談しながら帰り支度をしている教室で、
「ウリは指切りを無かった事にするニダ! ニホンーーーっ!!」
ランドセルに教科書を詰めていた女の子に向かって、唐突にそう宣言したのは、(自称)極東地区のバランサー―カンコ君
宣言された女の子―ニホンちゃんは、何の事やら分からない様子で聞き返します
「指切りって仲直りの?」
「そうニダ!」
カンコ君、力強い調子で即答してます
「ええっ? だっ駄目だよ、よくないよ」
驚いたニホンちゃんは当然ながら止めようとしますが、
「反対するという事は、ニホンにはやましいところがある証拠ニダ! 是非とも無かった事にするニダ!」
「別に疚しいところはないけど、そこまで言うなら。 でも私は反対したからね」
カンコ君が聞き入れるはずも無く、あっさり流されてしまいます
「ニホンも認めたニダ、これで指切りは無かった事になったニダ。 さっそく謝罪と賠償を……」
お決まりの台詞を言い募ろうとするカンコ君ですが、ニホンちゃんがそれを遮りました
「それじゃあ、現状復帰の原則に則って、前に指切りした時に送ったお饅頭返してね」
「ニダ?」
「もちろん、あの時の物をそのまま返すのは駄目だよ、ちゃんと新しく買って返してね。 それからカンコ君の家に置いてあるう
ちのもの引き取るから、カンコ君もうちに置いてあるもの引き取ってね」
「ちょ、ちょっと待つニダ」
「あ、あと竹島パンツもちゃんと返してね」