07/06/30 00:18:53 IM63dU5P
「おたがいさま?」
ある日の事、アメリー君、すごい剣幕で日の本家に土足で上がりこみました。
「ア、アメリー君どうしたの・・・」
「どうもこうもないよ。ニホンちゃん。
…君さぁ、色々キッチョムを批判してるよね。親戚のメグミさんとかカオルさんを家に勝手に上がりこんで攫って行ったって。
そりゃ僕もヒドイと思ったさ。だけどなんだい。君の家だって同じ事やってるじゃないか!
そこにいる子は一体何だい。え?」
と、アメリー君が指差すのはザイちゃん。
実はザイちゃん、最近溜まってきたお小遣いをアメリー家の「とある人」に渡して、このような悪口をアメリー家で言いふらして廻ってもらっていたのです。
物事を単純明快に?理解したがるアメリー君、それにコロッと騙されてしまい(自分のおうちがやったことも忘れて)日の本家に上がり込んだという訳でした。
「ちょ、ちょっとアメリー君、それとこれでは話が全然ちが・・・」
「違わないニダ!!!」
ここぞとばかりにザイちゃんが叫びました。
こういう時こそ我が人生の晴れ舞台。とっても元気なザイちゃんです。
「ニホンは実は、とっても、と~~~っても悪い子ニダ!!嫌がるウリを無理矢理この家に連れ込んだニダ!!
ウリはメグミなんかより百倍、いや千倍も可哀想な子ニダ~~!!!アイゴー!!!」
ザイちゃん、感極まって泣き出してしまいました。
(つづく)