07/05/30 20:49:52 S3Mnmhmv
「細かすぎたニッテイ」
そりゃあニッテイさんだって人の子ですから失敗だってしますし、他人が嫌がることを押し付けてしまったりもします。今回はそんなお話です。
ある日のことニッテイさんはとんでもないことを言い出しました。
撫子「あなた、私にはどうでもいいように思えるわ。そんなこと。」
ニッテイ「いや、駄目だ駄目だ。リクグンやカイグンが困っておったわい。やつらは日ノ本式の名前にしか慣れておらん。それにたいしたことでもないだろう。」
撫子「怨まれなければいいけどねえ。」
あくる日、ニッテイさんはトウキさんにそのとんでもないことを指示しました。
トウキ「そ、そんなことをするのですか? 何のために?」
ニッテイ「ああ、してもらわんと困る。あんたがたの名前はわしらには男か女かわかりにくいからな。女の人には「氏」をつけてくれ。簡単なことだろう?」
ト「そりゃあ、ま、簡単といえば簡単なことだけどなあ・・・・・」
ニ「じゃあ決まりだ。頼んだよ。じゃあまた。」
ト「そういえばこちらにも日ノ本家の人間のような名前を(あなた方に言われて)つけた人もいるが、その人もですか?」
ニ「そういう人は別にいいよ。わしらは区別できる。」
ト「はあ、そうですか・・・・・。」
ト「ニッテイさんもどうでもいいようなこと言ってきたなあ。恩人は恩人だが、こういうことは怨まれるよ。ちょっと人の気持ちがわからないとこがあるからなあ、あの人。」