07/02/28 00:34:18 L2cZtTSH
>>654
桓武天皇のゆかり発言については公式訳がありまつ。
正確に引用してニュアンスを合わせてもらうくらいですかねぇ…。
天皇陛下のお誕生日に際しての記者会見の内容
URLリンク(www.kunaicho.go.jp) (日本語)
URLリンク(www.kunaicho.go.jp) (英語)
問3 世界的なイベントであるサッカーのワールドカップが来年,日本と韓国の共同開催で
行われます。開催が近づくにつれ,両国の市民レベルの交流も活発化していますが,歴史的,
地理的にも近い国である韓国に対し,陛下が持っておられる関心,思いなどをお聞かせください。
天皇陛下 日本と韓国との人々の間には,古くから深い交流があったことは,日本書紀などに
詳しく記されています。韓国から移住した人々や,招へいされた人々によって,様々な文化や
技術が伝えられました。宮内庁楽部の楽師の中には,当時の移住者の子孫で,代々楽師を務め,
今も折々に雅楽を演奏している人があります。こうした文化や技術が,日本の人々の熱意と
韓国の人々の友好的態度によって日本にもたらされたことは,幸いなことだったと思います。
日本のその後の発展に,大きく寄与したことと思っています。私自身としては,桓武天皇の
生母が百済の武寧王の子孫であると,続日本紀に記されていることに,韓国とのゆかりを
感じています。武寧王は日本との関係が深く,この時以来,日本に五経博士が代々招へい
されるようになりました。また,武寧王の子,聖明王は,日本に仏教を伝えたことで
知られております。
しかし,残念なことに,韓国との交流は,このような交流ばかりではありませんでした。
このことを,私どもは忘れてはならないと思います。
ワールドカップを控え,両国民の交流が盛んになってきていますが,それが良い方向に
向かうためには,両国の人々が,それぞれの国が歩んできた道を,個々の出来事において
正確に知ることに努め,個人個人として,互いの立場を理解していくことが大切と考えます。
ワールドカップが両国民の協力により滞りなく行われ,このことを通して,両国民の間に
理解と信頼感が深まることを願っております。