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なぜ人気?膨張する韓国キリスト教 人脈社会と国民性
アフガニスタンでの韓国人奉仕団人質事件を機に、韓国キリスト教の実態に内外の関心が集まっている。
韓国のキリスト教徒は人口の約3分の1、1500万人にも上るといわれる。日本でも最近、韓流スター
まで動員した韓国キリスト教会の対日布教イベントが話題になっている。韓国ではなぜキリスト教が
人気なのか。彼らはなぜ布教に熱心なのか。背景を探ってみた。(ソウル 黒田勝弘)
韓国でキリスト教が広がった背景については一般的に、(1)19世紀の開化期に西洋の先進文明を
もたらした(2)日本統治時代には抗日独立運動家を保護、支援し尊敬された(3)朝鮮戦争に際しては
生活支援をはじめ民衆救済の先頭に立った(4)1970-80年代の高度経済成長下で都市の中産階級を
とらえた -ことなどが指摘されている。
朝鮮半島では歴史的にはキリスト教はまず北朝鮮に入っている。その結果、「解放後の韓国キリスト教界は
共産化した北朝鮮から逃れてきた人たちが中心になったが、それが韓国全体に幅広く普及、定着し、教会が
大型化するなどで勢力を持つようになったのはとくに70-80年代以降」(韓国紙、朝鮮日報の李先敏論説委員)という。
この時期、急速な都市化とそれに伴う故郷離れなどで心の不安を抱いた人たちが、新たな“心のよりどころ”を
求めて教会に向かったというわけだ。
韓国は昔から「人脈社会」といわれ、韓国人たちは各種の人脈の中で生き甲斐と利益を求めてきた。それが
「今や地縁・学縁に加え“教会縁”ができており、韓国人にとって教会は有力な社交場として人脈形成の場に
なっている」(中央日報の崔●周・元論説委員長)という。
つづく