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南アフリカ:大規模なエイズ予防接種実施へ
南アフリカ政府は8日、エイズウイルス(HIV)の感染予防に効果があるとされる
ワクチンを3000人に接種する大規模な治験を近く実施すると発表した。
国連合同エイズ計画の推計で南アはHIV感染者が550万人と世界で2番目に多く、
15~49歳の国民のおよそ5人に1人が感染者とみられる。治験は、高い確率で
感染する環境下でのワクチンの有効性を確かめる狙いがあり、国際的に注目されている。
治験を実施する政府系研究機関「南アエイズ予防接種イニシアチブ」によると、対象は
HIVに感染していない18~35歳の男女計3000人。国際製薬企業「メルク社」(本部
ドイツ)のワクチンを接種し、今後4年に渡ってHIV感染の有無を追跡するという。
南アでは、アパルトヘイト(人種隔離)政策下で教育を受けることができなかった
黒人貧困層を中心にエイズを「精神の病気」などと信じる無理解や誤解が根強い。
このため性交時のコンドーム使用など適切な感染予防策が十分に普及せず、
感染の拡大に歯止めがかからない状態だ。
毎日新聞 2007年2月10日
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