10/05/21 18:27:45 iCGpHpo8
(つづき)
>>603
>繰り返しになるが、設計思想上、コア支柱を座屈させる要素とされるものは何か?
>それは突発的かつ集中的で強烈な水平応力(たとえば横風)である。
違うだろ。
コア柱を座屈に至らせるのは、そのコア柱に掛かる荷重そのものだ。
その荷重が、鉛直方向にキッチリ柱に掛かっていれば問題ないが、柱がたわんだり歪んだりすれば
その荷重自体が、柱のたわみ・歪みを増大させ、柱を押し曲げていく力として働くことになる。
それが限界を超えれば柱が座屈に至ることになる。
>コア自体の冗長性を保持するために床トラスと床スラブが機能していたわけではない…
>とオレは何度も書いている。
アナタが(特に根拠も示さずに)何度書こうが、設計者が
「ダイヤフラムが外柱およびコアの座屈を防ぐのに役立っている」と述べているのが事実だ。
ダイヤフラム(=床トラス&床スラブ)が外部柱とコア柱の間の空間を占め、埋めていることで
双方の柱がたわんで座屈のきっかけを生むことを防いでいる、ということだろ。
>床トラス・床スラブが全て同時に失われたとしても、コア柱の冗長性に深刻な影響はない。
設計者が「ダイヤフラムが外柱およびコアの座屈を防ぐのに役立っている」と言ってるんだよ。
床トラス・床スラブ(=ダイヤフラム)が失われれば、「外柱およびコアの座屈を防ぐのに役立っている」
力が失われるんだから、座屈の可能性が高まるのは理の当然だ。
(つづく)