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英BP:リース権喪失や米政府との契約禁止の可能性-原油流出の制裁
6月14日(ブルームバーグ):英BPは米国史上最悪の原油流出事故を起こしたことへの
制裁措置として、米国内での油ガス井のリース権を失い連邦政府との事業契約を禁止される
可能性が出てきた、と業界や規制を担当するアナリストらはみている。
オバマ大統領と議員らは米国内で怒りが高まっていることを背景に国内でのBPの事業を禁止する
制裁案について協議している。今回のメキシコ湾の原油流出事故のほか、BPは2005年に
テキサスシティーの製油所で作業員15人が死亡する爆発事故、06年にはアラスカ州プルドー湾で
原油20万ガロンを漏出させるパイプライン事故を引き起こしている。米スタンフォード大学の
マイケル・ワラ准教授(環境法)は、これらの事故が協議の中で問題になるとみている。
ワラ氏は「政府は行動パターンや作業実態が常態化しているかどうか検証する。事故が発生する
可能性があったり実際に起きたりした場合、BPが途方もなく複雑なシステムを運用していたのか、
安全性や環境基準への適合を軽視する体質をもっているのかどうか検討されるだろう」と述べた。
投資銀行テューダー・ピカリング・ホールト(ヒューストン)のマネジングディレクター、
デービッド・パーセル氏は、BPの「サンダーホース」などメキシコ湾内の油井の採掘権、
あるいはプルドー湾のリース権が破棄される可能性があるとみている。これとは別に、
議会はBPが国防総省や環境保護局(EPA)と契約することを禁止する法案も検討している。
更新日時: 2010/06/15 10:08 JST
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)