09/09/11 18:17:07 KNCRjDoG
(>>670の続き)
ここでネタ元にされている「文献4」サイト
> 4. 「"Active Thermitic Material" claimed in Ground Zero dust may not be thermitic at all」 by Enrico Manieri - Henry62, 11-Settembre
(URLリンク(11-settembre.blogspot.com))
では、論文の赤色部分の構造がよく見えるより高分解能の写真 Fig. 8, 9 などが省かれているので、
自分で論文を読んでないWikiの作者さんはすっかり騙されたのだろうw
(このサイトは全般的に、論文から恣意的に選んだ写真・図と文章のみを引用して、あたかも論文を
適切に要約しつつそれに反論しているように、論文を読んだことのない読者に対して見せかける意図が
あからさまに窺えるw)
また、このWikiではNIST報告書にある赤ペンキの成分と比較しているが、含まれる元素の配置構造や
相対量を無視して種類の類似性だけを云々しても意味がない。
論文では議論されていないが、相対量がペンキと特に異なるのは亜鉛で、MEKに浸す前の赤色部分の
XEDSスペクトラムFig. 14で見られる亜鉛のピークは非常に小さく、MEK処理後のXEDSスペクトラム
Fig. 16, 17, 18には現れていない。
本文 (同p.17) やFig. 14の説明にあるように、亜鉛は比較的少ない他のいくつかの元素とともに、
チップ表面の汚染によるものと考えられている。
このペンキと比較した部分の最後に、
> もちろんこれだけで赤ペンキだと確定したわけではなく、ペンキだけで激しく燃焼するとも考えられない。
なんて、当たり前ながら重大なことをしれっとw告白しているが、読者に対して全く無責任な話で詐欺に
等しいw
結局、ペンキとは似ても似つかないというオチで、反論も検証も無かったことにw
(続く)