09/04/19 19:04:23 ZKH3gH72
ユダヤ人の定義が曖昧な為、少し調べて見ました。ユダヤ学者で作家のアーサー・ケストラーによれば、
・欧州、及び米国に住むユダヤ人の90%はハザール系であって聖書に記されたヘブライの民ではない。
・イスラエル国家は縁もゆかりもないハザール・ユダヤが殆どであり、正統派ユダヤ教運動はこれを承認しない
といっています。
では、ハザール王国について考察してみます。
『Wikipediaより抜粋』
--------
ハザール(Khazar)は、7世紀から10世紀にかけてカスピ海の北で栄えた遊牧国家。支配者層はテュルク系と推測されている。交易活動を通じて繁栄した。
ハザールも程なくして独立したと見られている。653年にブルガール国を滅ぼす一方で、新興のイスラーム勢力と対立を続け、730年にブラン・カガンがユダヤ教に改宗し、カフカスを超えて
アルメニア侵入ののちアルダビールまで占領した。
イスラエル起源でもないハザールがなぜユダヤ教を受容したのかについては定説はないが、イスラーム帝国および東ローマ帝国というイスラーム教・キリスト教の大国と隣接していたことと
関連性があるのではないか(両国から敵視されない宗教を選んだ)とも言われている。
--------
12~13世紀にハザール王国はモスクワ公国によって崩壊してから、今日のハザールユダヤの運命の歯車が回転します。
崩壊度の断片的な情報を整理すると、彼ら、ハザールユダヤの各部族やコミュニティが東欧、主にロシアとポーランドに移住したと考えられます。
この時代は近代が始まる直前の時代である為、この地域のハザールユダヤ人口は極端に集中していたと思われます。
このことから、東欧のユダヤ(つまり、世界のユダヤ)の相当数はセム系ではなくハザール系と推論されます。
いくつかの証拠が示しているが、東欧のユダヤの相当数はハザールユダヤである事は間違いありません。
という事は、東欧のユダヤ(以後、ハザールユダヤ)の先祖はパレスチナやヨルダン地方ではなく、黒海とカスピ海、及びヴォルガ川沿いとなります。
【結論】
-. 現在のユダヤ人の90%はハザールユダヤである。
-. ハザールユダヤは聖書に記されたヘブライの民ではなく、単に国教をユダヤ教に改宗しただけのハザール人である。