09/05/06 23:21:56 A+T1svio
>>137
いいや、「サーマイトが使用された痕跡」だと称する金属粒が見つかった、
というだけ。
その「痕跡」とやらは、他の状況(溶接や溶断用トーチを用いた作業等)でも
発生しうるものだという指摘は前から言われてる。
それに、もしもサーマイトが使われたんだとしたら、
「制御解体」など行われなかった、ということを逆に証明することになるけどね。
制御解体、爆破解体を行うためには鉄骨の然るべき箇所を切断しなければならない。
そのためには、成型炸薬(指向性爆薬)を用いねばならない。
指向性爆薬というのは、モンロー・ノイマン効果を応用してメタルジェットを発生させる
特殊な爆発物であり、その超音速のメタルジェットが鉄骨を切断することになる。
そして、この「メタルジェット」は爆発で発生する熱とは関係がない。
5000m/sを越える速度では爆発熱が金属材料に伝わるだけの時間が無いため、金属は高温にはならない。
だから、高熱を発することが主眼であるサーマイトを用いても意味がない。
ゲル状のサーマイトを鉄骨に塗りつけて……なんて珍説が述べられていたのを
見たこともあるけど、そんなやり方では鉄骨を切断などできない。
それに、爆破解体のために成型炸薬をセットするには
そのビルの内装や床材、内壁などを全て撤去してコンクリートに穴を掘り、
爆薬をセットする、という作業をビル内の数百箇所に行わねばならない。
ビルに出入りしている入居者に気付かれずにそんな作業がどうやって可能だったのか、
まともに説明できてる陰謀論者は1人もいないねw