09/05/06 16:51:27 YMWSVh3c
>>125
>各フロアの潰れる速度のトータルが自由落下に近づいていけば、
それが「物理的抵抗ゼロ」という状態だよ。
たとえば8階で、自由落下速度比10分の1の崩壊が起こったとする。
そうすれば9階~47階の受ける対重力抵抗値は0.9Gだよね。
ところが、それと同時に10階の天井部が10階床部との相対速度で自由落下速度比10分の1の落下をした場合、11階~47階が受けた対重力抵抗値は0.8Gにしかならない。
逆に、10階の床が自由落下速度比10分の1で落下している時に、11階以上の受ける対重力抵抗値が0.9であるなら、その落下速度は自由落下速度比10分の1にしかならず、10階部の崩壊は起こり得ないのだ。
複数フロアで、同時多発的に崩壊が起こるためには、その各階の構造が持つ対重力抵抗値が、上の階へ行くほど小さくなり、一番上の崩壊箇所では限りなくゼロに近くなければならない…ってことだよ。
君は10個のフロアーが同じ対重力抵抗値(0.9G)であると想定して、それぞれのフロアが落下に対する抵抗を示したとしても、トータルすれば最速で自由落下速度になるんだと勘違いしているようだが、
それは物理法則に反する。
一定の加速度で落下中の物体が受ける重力は、加速度に比例して小さくなるのだから、その小さな力で同じだけの崩壊速度(相対)を実現するためには、物体の構造自体がより弱くならないといけないのであり、
一番上の崩壊フロアでは対重力抵抗値が、ほぼゼロだったという無茶な想定にする必要があるんだよ。
25階以上がフリーフォールしていたなら、24階より下のフロア、それぞれの相対的崩壊速度がどんな分布であったとしても、結論として24階以下の構造が、それ以上の階に対して示した物理的抵抗はゼロだってことだ。
各フロアの相対的崩壊速度(床と天井が接近する速度)を合算して、屋上部の絶対的落下速度を説明しようとするのは、アキレスが亀に追いつけない…という詭弁と同類のものだよ。