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FT： メドヴェージェフ、危機の元凶はお前等だとプーチンの手下を攻撃
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ディミートリ・メドヴェージェフ大統領は金曜日、ウラジーミル・プーチン政府が
さっさと経済危機対策をやらなかった、と批判した。これはロシアの二大権力者
の間で摩擦が悪化している、という更なる兆しだ。
メドヴェージェフ氏は首相を名指しすることなく、政府の生産高激減に拍車を
かける信用不足緩和のために、戦略的企業への融資を政府が保証するという
プランの成立は遅過ぎると述べた。
大統領は、今回の危機で最も酷く影響を受けている企業を支えるための政府
命令発布の遅れは「マクロ経済的問題ではない。国際金融システムの問題の
結果でもない。単に我々がさっさと効率良く仕事を出来ないことが原因だ」と
語った。「この危機は国の役人を含む無能マネジャーを放り出す最高の時だ」
メドヴェージェフ氏の政府の危機対応に関する批判は2ヶ月間で2度目のもの
である。大統領府と政府は、1月は前年比-16%という最低記録を達成した工業
生産の落ち込みに、取り組んでいる最中だ。1月の失業率は不安定な1990年
代以降初めてという、労働力の8.1%という水準に達した。
メドヴェージェフ氏は5月に大統領に就任して以来、殆ど前任者の影に隠れ
てきた。しかしアナリストは、彼はより独立路線を辿りつつあるかもしれないと
語った。メドヴェージェフ氏の顧問を務めるイゴール･ユーゲンスは、大統領と
首相は引き続きお互いに忠実だと強く主張した。しかしロンドンで語ったユー
ゲンス氏は「明らかに、この二人の間では、18年間プーチンが先生でメドヴェ
ージェフが生徒だった。しかしこれは変わりつつあり、メドヴェージェフを目に
する機会は増えるだろう」と述べた。
メドヴェージェフ氏は今週、数年ぶり最大規模の政府当局者粛清の中、
4人の知事を更迭し、これはまだ続くかもしれないとの警告を出した。