09/04/08 18:17:32 ywJue7he
(つづき)
8.700℃に設定したDCS内で多くの赤・灰色チップを着火させた後で、我々はその
残滓の中に大量の鉄に富んだ球体や楕円体を発見した。これは極めて高温の反応が起こっ
たことを示している。その形を作るためには明らかにこの鉄に富んだ生成物が熔けなけれ
ばならなかったからである。多くの球体で単体としての鉄の存在が確認された。それが酸
素の量を明白に上回っていたからである。我々は、高熱を発する酸化還元反応、つまりサ
ーマイト反応が、この熱せられたチップで起こったと結論付ける。
9.DCSと炎色反応で調べられた楕円体の生成物は、XEDXの成分分布(アルミニウ
ム、鉄、酸素、珪素、炭素)を示すが、そこでは炭素とアルミニウムが元々の赤色物質に
比較して減少している。この化学的な発現は市販のサーマイトを発火させて生成される楕
円体の成分と強く一致している。同時にまたWTCの塵埃中に見つかる微小な球体の多く
の成分とも一致している。
10.赤色の物質に含まれる炭素はある有機物質が存在していることを示している。これ
は、着火のとたんに高いガス圧を作り爆発性のあるものにするためのスーパー・サーマイ
トの構成を予想させるものであろう。これらのチップに含まれる有機物質の性質はさらな
る爆発性を生み出すものである。これが同時に大きなエネルギーを発生する物質のようで
あることに我々は注目する。DSC実験で観察されるエネルギーの総計が、古典的なサー
マイト反応の理論的な最高値を越えるものであるからだ。
このような観察に基づき、我々は、WTCの塵埃中に発見される赤・灰色チップの赤色層
は活性度が高く、未反応のサーマイト物質であり、ナノ・テクノロジーによって作られた
ものであり、そして極めて発火性のつまり爆発性の高い物質であると結論付けるものであ
る。