08/10/12 11:24:27 WBfIC0Yd
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「鉄骨溶解説」は、極初期の公式説だよ。
今の公式説は「火災による高温で床トラスが彎曲し、負荷ベクトルを鉛直方向から、内側斜め下方向に変化させたため、外壁パネルが耐えきれず座屈し、崩壊が開始した」となってる。
面白いことに、この説明を打ち出したNISTは、MITのトーマス・イーガー教授が発表した「パンケーキ崩壊」の仮説をも否定している。
その理由は「崩壊開始時、外壁パネルが内側に座屈したことが観察できるから」だそうなのだが、イーガー教授は「連鎖崩壊→全崩壊」を説明する理論として「パンケーキ理論」を発表したのだから、この「否定」も的はずれである。
対してNISTは「連鎖崩壊→全崩壊」の説明理論をなんら提示していない。
msq氏に言わせると「崩壊が開始したら、連鎖崩壊→全崩壊は必然だから、説明する『必要がない』(動重力膨大説)」ということらしい。
だったら、何も「パンケーキ理論」を否定する必要もないだろう。
基本的に「パンケーキ理論」は「動重力膨大説」の上に乗っかっているのだから突き詰めればイーガー教授とNISTの主張には差異がないこととなる。
NISTは「鉄骨溶解説」「パンケーキ理論」など、初期に流布された珍説を偉そうに否定することで、自説がさも「科学的」であるかのように見せかけている。
だが「床トラス彎曲説」だって、負けず劣らず類い稀な「珍説」なのである。
だいたい床は、イラストのように左右二面で保持されていたのではない。
前後左右の立体で保持されていたのだから、X軸方向で彎曲したというイラスト説明に対して「じゃ、Z軸方向はどうなったの?」と質問すれば、この珍説は吹っ飛ぶだろう。
この後、公式説が依拠する「証拠」についての考察を書いたんだが、テーマずれだし、
長文になりすぎたため、阿修羅に投稿した。↓
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