08/08/01 14:48:30 Zt2etYk6
海外で無邪気を装う ヘラルド・トリビューン
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過激な楽観主義こそ、アメリカの世界に対する貢献だ。初期の入植者達は、
アメリカの建国は神の国を地上にもたらすものだと考えた。 ジョン・アダムスは、
アメリカは「地球上の人類の奴隷的人々」を解放すると考えた。 ウッドロー・
ウィルソンとジョージ・W・ブッシュは、独自の世界民主主義教義を説いた。
バラク・オバマは勿論真のアメリカ人である。シカゴで昨年行った、大統領
選挙戦での初めての外交政策演説の中で、彼は「ありとあらゆる場所のありと
あらゆる子ども達が、破壊ではなく建設を教えられるようにする」総合的構想を
誓った。 彼曰く、アメリカは世界中で民主主義だけでなく威厳を推進しなければ
ならないのだそうだ。 アメリカは「目の前の悪と戦い絶対的な善を推進するに
当たり世界を率い」なければならないのだ。
木曜日のベルリンでも殆どそんな感じだった。物凄い数の群衆の前で演説し
（そして驚くほど沢山のヤンキースの帽子）、彼は「世界の再建」を手伝うと
誓った。歴史のあるヨーロッパは「過去の影から自らの明日を解き放つ選択」
が出来るとの希望を提示した。そして「中東の新しい夜明け」を描き出した。
オバマは真剣なようだった。しかし彼は「今こそ我々の時」レトリックを止めて、
変身した世界のビジョンを提示した。 オバマ・スピーチの起承転結は殆ど
いつも同じだ。 問題の恐れがあり、善の勢力の勝ち目は少ないが、善意の
人々は結束し壁は崩れる、という流れだ。 オバマはベルリン・スピーチで、
「壁」という言葉を16回も使った。そして11回、彼は壁の崩壊について語った。
人々が団結したおかげで、ベルリンの壁は崩された。 人々が団結し壁が
崩れたので、アパルトヘイトは終わった。冷戦に勝利することも同じだった。
「壁が崩れ、大陸が一つになり、団結する世界にとって大き過ぎる問題など
存在しないと歴史が証明したベルリンを見よ」とオバマはぶち上げた。