08/05/09 11:03:08 ICs9smTg
IPCCの報告書では、温暖化の原因は、二酸化炭素など温室効果ガスの増加に集約されて
おり、他の原因については少ししか議論されていない。だが、最近の研究で、実は二酸化炭
素よりも太陽黒点の活動の方が、温暖化に関係しているのではないかという説が有力になっ
ている。
これはデンマークの学者ヘンリク・スベンスマルク(Henrik Svensmark)らが10年以上前か
ら研究しているもので、以下のような説である。宇宙は、星の爆発などによって作られる微粒
子(荷電粒子)で満ちており、微粒子は地球にも常にふりそそぎ「宇宙線」として知られている。
大気圏にふりそそぐ宇宙線の微粒子には、その周りにある水蒸気がくっついてきて水滴にな
り、雲をつくる。ふりそそぐ宇宙線が多いほど、大気圏の雲は多くなる。(ほかに雲の水滴の
核になるものとして、地上から舞い上がった塵の微粒子がある)
太陽は、黒点活動が活発になると、電磁波(太陽風)を多く放出し、電磁波は宇宙線を蹴散
らすので、地球にふりそそぐ宇宙線が減る。宇宙線が減ると、雲の発生が抑えられ、晴れの
天気が多くなり、地球は温暖化する。逆に太陽黒点が減ると、ふりそそぐ宇宙線の量が増え、
雲が増えて太陽光線がさえぎられ、地球は寒冷化する。世界史を見ると、太陽黒点が特に
少なかった1650年からの50年間に、地球は小さな氷河期になり、ロ
ンドンやパリで厳しい寒さが記録されている。