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■「中道」貫くダライ・ラマに不満も
しかし、チベット独立を主張する「チベット青年会議(Tibetan Youth Congress、
TYC)」は、こうしたダライ・ラマの姿勢を公然と批判し、チベット独立を求める
抗議活動を継続すると主張した。非暴力による自治獲得を目指したダライ・
ラマの「中道」主義はチベット人民の考えと乖離(かいり)しているとして、
ダライ・ラマをも批判した。
中国政府と6年にわたって和平交渉を続けながら、根本的な主張の溝は埋ま
らず何の成果もみられないことから、特に若い世代を中心に非暴力主義への
不満が高まっており、亡命政府は「中道」路線を見直し独立を求めていくべき
だと、リグジン氏は主張する。
■若い世代には新指導者求める声も
しかし、若い世代のチベット人らは、「中道」路線を貫いてきた結果、中国は
チベット統治を続け、亡命チベット人の帰還もままならない状態が何ら変わって
いないと不満を示し、ダラムサラに暮らす10万人の亡命チベット人の間からもダ
ライ・ラマに代わる指導者を求める声が上がる可能性もある。
ある亡命チベット人教師は、こうした状況について「われわれが求めるのは中
国政府とダライ・ラマとの和平交渉だが、現在、起こっていることにダライ・ラマ
は関係ない。これはチベット人民自身による運動なのだ」と語った。(c)AFP/Nicolas Revise