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<08米大統領選挙>舌戦は「余興」?最新世論調査でオバマ氏優勢
米大統領選の民主党指名を争うバラク・オバマ上院議員が、ライバルのヒラリー・クリントン上院議員
を追い上げていることが、15日発表された最新の世論調査で明らかになった。このところオバマ氏の発
言が労働者を見下しているとして対立候補から攻撃されていたが、有権者の見方は冷静なようだ。
この調査は米ロサンゼルス・タイムズとブルームバーグが10日から14日にかけて行った。22日に予備
選が行われるペンシルベニア州でクリントン氏とオバマ氏の支持率はそれぞれ46%と41%で、一時は2
ケタだった差は5ポイントに縮まった。ともに5月6日に予備選が行われるインディアナ州とノースカロ
ライナ州でもクリントン氏は支持を減らした。
ラストベルト(「寂れた工業地帯」の意)地域に位置するインディアナ州はブルーカラーの労働者が
多く、クリントン氏の支持基盤となっている。SurveyUSA が14日に発表した世論調査では、同地域では
クリントン氏が16ポイントリードしていたが、今回の調査ではクリントン氏が35%、オバマ氏が40%で、
オバマ氏がリードしている。
オバマ氏はノースカロライナ州で13ポイントも支持率を上げた。
ロサンゼルス・タイムズは、世論調査に回答した人の話として、オバマ氏がエリート主義的だとする
批判や、オバマ氏が通う教会に在籍していた牧師の過激な発言を巡る「舌戦」は、まじめな政策論争の
「余興」に過ぎないとする意見を掲載した。
URLリンク(www.afpbb.com)