08/02/09 22:26:52 pJR/qX7v
↓こういうことではないでしょうか?
URLリンク(palestine-heiwa.org)
以前に 「エチオピアの「ユダヤ人」の「人権問題」?」 という文章を
書いたときには、エチオピアの「ユダヤ人」という存在の政治的いかが
わしさについて指摘をしつつも、しかし、古代においてユダヤ教文化が
エチオピアにはあったであろうということは、私も大きな前提として
受け入れて書いていました。しかし、最近いろいろ調べものをしていた
ところ、そうした前提自体が実のところ「政治神話」なのではないか、
ということが徐々に明らかになってきました。宗教史の専門研究によれ
ば、そもそもエチオピアに古代ユダヤ教があったという証拠は一切なく、
むしろ文献考証的に確かなことは、14世紀以降のキリスト教の復興主義
や原理主義によって、旧約聖書あるいはトーラーへの「原点回帰」の運
動が見られ、それを担った人びとや地域において、自らを「旧約の民」
=「ユダヤ人」であると思い込む神話化が生じた、ということです。
それが近代以降、つまりシオニズム以降において政治的に利用されるに
及んで、エチオピアのユダヤ教伝説は、政治神話として威力を発揮する
ようになった、というわけです。