09/03/14 20:03:55 ZDOpybvn
月刊WiLL 2008年04月号
【特集】田母神論文を忘れるな
■渡部昇一
占領軍「洗脳計画」で「日本は悪い国」に
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さて、占領軍のウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムでダワー氏をはじめとする諸外国
ばかりでなく、自国民までもが「日本だけが侵略戦争を行った」「日本だけが残虐行為を行った」
と言うようになってしまっています。こういったことが日本を貶める悪口の根本になっていますが、
これと同じことが数百年前にも行われていたことを紹介しておきます。若狭和朋氏の『続・日本人
が知ってはならない歴史』(朱鳥社)に以下の趣旨のことが書かれています。
「イギリスの自慢をするのはイギリス人である。ドイツの悪口を言うのはフランス人である。
スペイン人の悪口を言うのはスペイン人に決まっている」
こういう風な言葉があるそうですが、スペイン人の悪口は徹底的に流布されました。その元に
なったのは、ラス・カサス著『インディアスの破壊についての簡潔な報告』(岩波文庫、染田秀藤
翻訳)という本です。
確かにスペインはマヤ文明やインカ文明を滅ぼしましたが、その悪口を広めたのは若狭氏に
よれば後から来たイギリスとオランダがやったことだといいます。そしてこの悪口戦争に負けた
ため、スペイン人が自分の国を愛せなくなり、自分の国を恥ずべきものだと思い、スペインの気力
がなくなった一番の元になったと指摘しています。
《続く》