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『ニューズウィーク日本版』 2008-10・22号
「拉致を忘れない」アメリカの欺瞞-北朝鮮
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朝鮮労働党の創立63周年記念を10月10日に祝った北朝鮮。その翌日、ほかにも北の人々が
喜んだであろうニュースが二つあった。
一つは、重病説がささやかれる金正日総書記の写真が約2カ月ぶりに公開されたこと(偽造
かもしれないが)。もう一つは、20年にわたって「アメリカの敵視政策」の象徴とされてきた
テロ支援国家指定が解除されたことだ。
日本を意識してか、米政府関係者は「拉致問題を忘れない」と、ことあるごとに口にしている。
確かに、6カ国協議の米首席代表ヒル国務次官補は北朝鮮との交渉で再三にわたって拉致問題
を「提起した」と主張してきた。また、常に財布の中に拉致被害者のリストを入れて持ち歩いて
いるとアピールしたこともある。
だがヒルの日本に対する配慮は疑わしい。ヒルは拉致問題を「提起」したことはあっても、拉致
の解決を強く迫る具体的な話し合いをしたことは一度もなかったことを、7月末の上院軍事委員会
の非公開公聴会で認めたと、米議会筋に近いある元外交官は言う。北朝鮮の言いなりになって
いることから、ヒルがワシントンで「キム・ジョンヒル」と揶揄されているのも不思議ではない。
アメリカの日本に対する欺瞞はそれだけではない。米政府がしきりに日本に売り込んできた
ミサイル防衛システムも、現状では役に立たないからだ。仮に北朝鮮が核ミサイルを日本に発射
した場合、配備が進められているSM-3やPAC3などのミサイルで確実に迎撃したり核弾頭を
破壊したりするのは困難だと指摘されている。
それでも同盟関係のために、日本は今後も米政府の欺瞞と茶番につき合うしかないのかも
しれない。
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