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[時事通信] イラク増派戦略の「成功」誇示=最後の一般教書演説へ-ブッシュ米大統領
(2008年1月27日(日))
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
【ワシントン27日時事】ブッシュ米大統領は28日午後9時(日本時間29日午前11時)から、上下両院合同会議
で施政方針の表明に当たる一般教書演説を行う。2009年1月に任期満了を迎える同大統領にとって、今回が
最後となる。
大統領は演説で、イラクへの米軍部隊増派戦略によって同国の治安が安定化しつつあると「成功」を誇示、
今夏には増派前の15個戦闘旅団、13万人規模まで部隊を縮小できるとの見通しを改めて表明する。また、
それ以降の一層の削減については駐留多国籍軍のペトレアス司令官の勧告に基づいて決定する意向を示
し、撤収期限の設定を重ねて拒否する。
イラク問題は大統領選の主要争点となっており、ヒラリー・クリントン、オバマ両氏ら民主党候補が軒並み早
期撤退を要求。これに対し、増派を支持してきた共和党のマケイン上院議員は治安情勢の好転を受けて波
に乗っている。イラクの治安回復傾向が定着するかどうかは、大統領選の行方にも大きな影響を与えそうだ。
一方、大統領はイランに対し、ウラン濃縮の停止を要求、制裁強化のための国連安保理決議案の早期採択
を目指す方針を示すと同時に、イランが濃縮停止に応じれば、直接対話に乗り出す考えを強調する。
北朝鮮核問題では、核計画の申告をめぐって6カ国協議がこう着状態に陥る中、ブッシュ政権内からは「北朝
鮮の核放棄は望み薄」(レフコウィッツ人権特使)といった悲観的な見方も出ているが、引き続き協議を推進し、
朝鮮半島の非核化実現を目指す姿勢を示すとみられる。