08/01/30 18:59:32 Lyr+KLxP
>>416
ほぼ賛成だね。
ただ、幸福の追求によって社会が動いているというのはちょっと違うと思う。
正確には、恐れから逃れるために世の中は発展し便利になった。
いや、もちろん、それを幸福の追求と呼んでも構わないが。そう見ようと思えば見えるからね。
だが、実際は恐れや不満、苦といったネガティブなものが原動力になっている。
釈迦の教えの根本は「色即是空、空即是色」だ。
つまり、恐れや苦などは幻だと看破したんだよね。空というのは「ニュートラル」という意味で、ネガティブでもポジティブでもないものという意味。
本来ニュートラルなものに、人はネガティブを見たりポジティブを見たりしているということ。
要するに釈迦は、ネガティブを見る必要はないと教えたと同時に、ポジティブを見る必要もないと教えた。
ただ、空であることを知れば良いだけだと。
釈迦がそこまでみていたなら、キリストもそれくらいは知っているはずで、愛だの幸福だのというものは後からつけたものだと俺は思ってる。
その概念が、色即是空、空即是色への理解を妨げていると俺は思う。
これも恐れから逃れるためのものだろう。
恐怖や苦から人は開放されねばならないが、それは愛や幸福といったもので埋めることによって開放されるのではなく、本来空であると知ることによって開放され、その上で選択すればよいものだということ。