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イギリスのコラムニスト、ウィル・ハットンは最近、英オブザーバー紙のコラムで、今回の
金融危機は30年に一度の大規模なもので、これによって、市場原理を重視する
自由主義経済政策の時代は終わるだろうと書いている。ハットンは、今回の金融危機は、
3500億ドルのサブプライムの不良債権を抱えるアメリカだけでなく、アメリカのやり方を
そっくりコピーして運営してきたイギリスの金融界をも崩壊させると予測している。金融危機は、
米英中心の覇権体制を崩壊させるまでの展開になるということである。
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▼差し迫る経済崩壊→ハルマゲドン
米大手投資銀行のモルガン・スタンレーのチーフ・エコノミストであるスティーブン・ローチは
先週、機関投資家を集めた私的な会合の席上で「アメリカが経済的な大破綻(ハルマゲドン)を
回避できる可能性は10%しかない」と語り、参加者を驚かせた。ローチは、アメリカの
経常赤字がドルを下落させ続け、FRBは国債発行を消化するため金利を上昇させる結果、
米経済の減速は間違いないという。アメリカが間もなく不況に陥る可能性が30%、しばらくは
延命策で何とか乗り切るがいずれ破綻する可能性が60%、破綻しない可能性は10%と
予測している。
こうした大破綻の予想は、以前から散見されていた。UPI通信の経済担当主任記者だった
イアン・キャンベルは昨年、何回か破綻を予測する記事を書いている。昨年12月の記事では
「ブッシュ政権は米経済が崩壊し始めたときに政権に就き、崩壊を食い止めるために減税と戦争を
やって経済を再活性化しようとしたが、2005年にブッシュがおそらく再選されるころには、もはや
打つ手がなくなっているだろう」と書いている。
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