07/12/23 02:16:30 0CI9tcwm
>>767-769
オレが「密度」と言っているのは、あくまで同じ形状のもので空気抵抗を計算する場合だよ。
パラシュートのように特殊な形状なら、前影投射面積と総質量から、単位面積あたりの比重を計算しなけりゃいけない。
あと、鉛1gを例外視したのは、終端速度を考慮したからだ。落下距離が短ければ、これは除外できるが410mという高度だと、おそらく1gの質量は早期に終端速度へ達するだろうと見ただけのこと。
終端速度は質量が小さいほど早期に到達するからね。1gは極端に小さい質量だ。
君が紹介してくれた計算cgiは、落下物の体積あるいは前影投射面積を一定と想定している。注意書きにも「kのデフォルト値は、スカイダイビングにおける値を想定」とあるよね。けれど、これが球体だったらどうだろう。
体積が増えれば空気抵抗係数が増えるってことは君も理解しているんだろう?
だったら、同じ密度(比重)の物体の質量を10倍にした時、体積も10倍になるってことは当然分かるよね。
なのに、両者を同じ空気抵抗係数で計算したら、質量の大きい方は実際より速度が速くなってしまうぞ…ってことなんだ。
だから、試しに質量を10倍した時、空気抵抗係数も10倍に設定して計算してごらんと言っている。
>鉛100gと人間60kgを落とした場合、人間のほうが遅く落下してしまうんだが。
そだよ。ただし、その鉛は人間と同じ形状(体積は600分の1より小さい)であることが条件だけどね。薄く引き延ばした鉛箔となら人間の方が先に落ちるだろうけど。(つづく)