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「最近のミャンマー情勢」 2005
NPO The Consultsant's for Myanmar 最高顧問 山 口 洋 一
URLリンク(www.consul-myanmar.com)
>軍政の指導部連中は誰しも「同じ穴の狢」
>マウン・エー副議長はタン・シュエ議長が抜擢した人物であり、
>トゥラ・シュエ・マン大将(国防省陸海空軍作戦調整官)、ソー・ウィン新首相、テイン・セイン新第一書記等新指導部の顔ぶれは
>いずれもタン・シュエ議長の完全なイエス・マンばかりである。
>こうした連中が一緒になって、キン・ニュン一派を蹴落としたというのが、
>一〇月政変となったものと思われる。
>従って、今やタン・シュエ議長は自己の地位を安泰にし、一段と独裁者的存在となっている。
>タン・シュエ議長が少しでも難色を示した案件は絶対に日の目を見ることなしという状況はますますひどくなっており、
>誰一人タン・シュエ議長を説得して考えを変えさせようとする勇気のある者はもはやいなくなってしまった。
>ミャンマー情勢の本質は、タン・シュエ議長の独裁色が強まったという点以外は、なにも変わっていない。
>一九八八年に現在の体制が誕生して以来、軍政の性格も、その発想も、基本的政策路線も、
>本質的には変化なしと言っても過言ではない。
>かつてヤンゴンではほとんど見られなかった乞食が散見されるようになったのは、
>貧富の差が拡大している証左かと思われた。
>この国では、企業家が事業を成功させるには、権力者とうまく結びつかねばならないが、
>現状では何時また上層部の権力闘争で、どんな政変が起きるかわからないという不安感を誰しも抱き、
>実業家は戦々恐々としている。
>経済界で生きのびていくには、政変で致命的な打撃を受けないよう、保険をかけねばならず、
>例えば著名な実業家K氏はこれまでキン・ニュン首相に密着して成功を収めてきたが、
>他方、娘をマウン・エー副議長の息子と結婚させているので、今でも安泰といった有り様である。