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ミャンマーは変わるか どうして僧侶たちが…軍が恐れる慈悲の精神 毎日新聞10/10夕刊 特集ワイド
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> 「ミャンマーの僧侶は労働も料理もできない、修行一筋の身だ。
> 彼らを食べさせる信者の暮らしが行き詰まれば、僧侶も食べていけなくなる。
> だから、自分たちを支えてくれる信者のためにデモに立ち上がった」
> 「彼女(アウン・サン・スー・チー)は敬虔な仏教徒で、エッセーの新聞連載を始めたときも、最初に書いたのが、
> その前の6年間の自宅軟禁を解かれて初めて遠出したターマニャ山のお寺の話でした。
> 彼女の民主化運動は、仏教の慈悲の精神を実践するもので、民衆はみんなそれを知っている。
> 軍政が一番恐れているのはそこなんです」
> スーチーさんには英国留学経験があり、亡き夫が英国人だったことから
> 「軍政は『アウンサンスーチーは欧米の受け売りだ』と宣伝し、西欧風の人道主義者というイメージを広めてきました。
> しかし、彼女は誰にも増して敬虔な仏教徒なのです」。
> だからこそ、仏教徒や僧侶たちと完全な連帯が築かれているのだ。
> 軍だが、今回のことで完全に民心が離れた。
> 悲しさと無力感とともに、この国の国民感情は何か一線を越えたところに行ってしまった
> 国民にとって、民主化の動きを軍が押しつぶした88年の大虐殺の記憶は生々しい。
> 当時の死者数は推計で1000人から3000人に上る。
> しかし、軍事政権の暴力の怖さが骨の髄まで染み込んだ国民
> 「それでも、今回、僧侶と民衆が立ち上がったのは、軍政に対する怒りが沸点に達したということ。
> 軍政にも恐れや焦りが出てきたと思う。
> なりふり構わない今回の軍の行動は『民主化要求は簡単には根絶できない』と気づいた軍政の弱さの証しでもある。
> 諸行無常の言葉どおり、今は『軍事独裁の終わりの始まり』に入ったと言えるのでは」