07/10/06 06:11:15 sjyi2b8g
>>363-365
池田信夫blog 2007-09-27/Law/Politics CIAが「統治」した戦後の日本
…アメリカの公文書公開審査に立ち会ったマイケル・シャラーの『日米関係とは何だったのか』(pp.219-220)にも
少しだけふれられている。シャラーは週刊文春の取材に対して、CIAの未公開文書に「1958年にアイゼンハワー大統領の命令で、
自民党の選挙資金として1回について20万~30万ドルの現金が何度もCIAから岸に提供された」と書かれていた、
と証言している(当時の30万ドルは、当時の為替レートで約1億円、現在では10億円ぐらい)。
岸だけでなく、佐藤栄作も1957年と58年にCIAから同様の資金提供を受けたという。その後も、
4代の大統領のもとで少なくとも15年にわたって自民党への資金提供は続き、沖縄に米軍が駐留できるように
沖縄の地方選挙にまで資金提供が行なわれたが、その出所は岸しか知らなかった。
…ロッキード事件…はCIAにとっては、児玉誉士夫や岸への資金提供が明るみに出るかもしれないピンチだったという。…
…安倍前首相が否定しようとしていた非武装・対米従属の「戦後レジーム」をつくったのは、皮肉なことに彼の祖父だったのである。…
核の持ち込みについても、「秘密協定」があったことをライシャワー元駐日大使が明らかにしている。
…岸・佐藤兄弟というCIAのエージェントが日本の首相だったというのは、元CIAのフェルドマンがいうように、
日本がCIAに「間接統治」されていたようなものだ。これはイギリスのフィルビー事件や西ドイツのブラント首相を
辞任に追い込んだ「ギョーム事件」に匹敵するスキャンダルである。…国政調査権を使って、この疑惑を解明してはどうだろうか。
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