07/07/27 18:16:19 QmlqqnjT
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自由と聞くと、すぐに一方で責任がどうのこうのと訳知り顔につまらないことを言い出す輩がいる。
だが、これは間違いだ。自由と責任は全く何の関係もないし、両者はお互い独立している概念である。
こんな”自明”なことを何故書くのかというと、自明だと思っていない人間が多いからだ。そして、
自由の概念の対として、反射的に責任という言葉が出てくる背景には、根深い問題があることに気づいた。
つまり、多くの人は、自由を積極的な概念(Positive rights)として無意識のうちに認識している。
これは教育なり社会的空気がもたらした結果だろう。つまり、自由とはお上から与えられる特権だという
日本の”事実”を反映している。そして特権には、代償が要求される。
その自由という特権に対応して責任という”代償”が自然と出てくるのだ。
だが、自由とは特権ではない。自由権といった言葉も本質的に間違っている。自由とはいわゆる権利で
すらない。自由とは「強制などの制約がないこと」であり、このようなハイエク流に強制(coertion)
がない状態として、消極的に捉えることがその本質である。