07/07/23 21:21:07 sTfqxcY9
ルドルフ・シュタイナー曰く、人類には大きく分けて二つの世界観があると。
エジプト的、インド的、南ヨーロッパ的世界観である南方系世界観と、
古ペルシア的、ゲルマン的世界観である北方系世界観だ。
前者は純粋に魂と霊からなる本性を持った、デヴァ神=ルシファーを
信奉する勢力。後者はより肉体的、物質主義的傾向のアシュラ(アスラ)
=アーリマン=サタンを信奉する勢力である。
また、ギリシア神話のプロメテウスは、ルシファーと同じ、自由を
求める人類の代表者の象徴である、と。
このプロメテウスを解放したのは、エレウシスの秘儀を伝授されたと
伝えられるヘラクレスである。冥府へ降りた者は、秘儀参入者であった。
「冥府へ降りる」という言葉は、秘儀参入を表現する隠語だからである。
ヘラクレスやオデュッセウスを始め、人間を根本の叡智の泉へ導こう
とした全ての秘儀参入者について、この冥府行きが述べられている、と。
人類の自由を保障しているのは、人間の本性そのものの中の悪魔的
な反抗であり、ルシファー的な認識への努力である。
この自由から、霊的意識、霊的生活を発展させ、肉体的束縛から
人類は解放されなければならない、と。