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●「ホロコースト」裁判
ドイツからカナダに目を転じて見よう。現在カナダでホロコーストに関する裁判が三つ進行して
いる。
その中の1つアーンスト・ズンドゥル裁判を取上げて見よう。
ズンドォルはドイツのカナダ人であって、600万に及ぶユダヤのホロコーストは有り得なか
ったという内容の本を書いた。600万ユダヤ虐殺とはユダヤ人達の偽装宣伝(プロパガンダ)
であるとしたのである。彼はただちに訴えられた。そしてその裁判がトロントで始ったのである。
始ったのは1985年の春である。 (中略)
フレッド・ロイヒターの裁判所に提出した証拠書類としての報告書によって彼は無罪になった
のだろうか。
彼は無罪どころか1988年5月、懲役9ヵ月の判決を受けている。そして彼はそのまま
刑務所につながれた。なぜか?
彼の本は完全に正しいと証明された。特にフレッド・ロイヒターの報告はズンドゥルの本が
正しいことを十二分に証明していたというのに・・・。
この裁判が始った頃、ロン・トーマスという裁判官は居並ぶ陪審員たちに次のように言った
という。
「理性的人間ならばホロコーストがもはや疑問の余地の無いことを知っていることだろう。
どうか公平な裁判で陪審の任務を果たしていただきたい」
被告を弁護する弁護士側には大きな衝撃を与えるものであった。なぜならばアーンスト・
ズンドゥルを弁護すればするほど、弁護人は非理性的な人間であり、非理性的弁護をしている
と陪審員に映るようになったからである。
カナダでもドイツと同じような法律がある。だから裁判官のまさに暴言と言われるような言葉
がまかり通る。被告は本の内容が正しいと認められたとしても、ユダヤ人たちに「精神的傷を
与えた」として有罪となるのである。
これがカナダである。日本人にとってカナダと言えばまだまだ、ロッキー山脈を思い出し
ナイアガラ瀑布を思い出す人々が多いだろう。しかしそのような美しい自然とは裏腹に、
カナダは完全に変貌を遂げてしまっている。