10/07/04 22:58:27
我々はこのような駄スレを立てしまった>>1の心理を詳しく分析する為に真知宇先生の研究室を尋ねた。
我々の突然の訪問にも笑顔で応えてくれる真知宇先生。
その笑顔に導かれるように我々は早速この件についての意見を真知宇先生にお聞きした。
「まあ、世の中いろんな人間がいますからね。けど殆どの人間は別に異常って訳ではない
んですよ。このせちがらい世の中。ストレスのない人間の方がかえって不気味ですよ」
そう屈託のない笑顔を浮かべながら語る真知宇先生。
その応対に自信を持った我々は早速 真知宇先生に例のスレを診てもらう事にした。
頭を掻きながらいつものように余裕の表情を見せる真知宇先生。
良かった。これでこの件も解決に向かうだろう。そう確信した矢先。 「…?」
ふと気付けば真知宇先生が不思議そうな表情を浮かべながら1の書き込みを推考している、
心のない瞳で。まるで魂が抜け落ちたような人形のような姿で。そして次の瞬間。
「う…げえええええええええええええッ!」
真知宇先生の口から大量の吐しゃ物が流れ出る。滝のように。胃の中を全て吐き出すように。
「真知宇先生! 大丈夫ですか!?」 我々はその突然の事態に慌てふためきながら真知宇先生に駆け寄る。
「近寄るな!」 だが、そんな我々の行動を制止する甲高い声。
それは他ならぬ真知宇先生の怒りの咆哮だった。 「帰ってくれ…。さっさと帰ってくれ!!」
そして先程までの笑顔を失ったように鬼の形相でこちらを睨み付ける真知宇先生。
その瞳には怒りの炎が。そして悲しみの涙が頬を濡らすように零れ落ちていた。
「ちくしょう! ふざけんじゃねーぞ、ゴルァーーーーーーーッ!」 ガシャアッ!!
次の瞬間。そんな狂った声と共に目の前のパソコンを叩き壊す真知宇先生。
両足に渾身の力を込めながら、既に残骸となったパソコンを滅茶苦茶に蹴り付ける真知宇先生。
我々は額に滝のような汗を流しながらその光景をただ見守る事しか出来なかった。