09/12/23 21:31:20
F-15戦闘機の脚格納状態での着陸
１ 日 時：
平成２１年１２月４日（金）１１：５７頃
２ 場 所：
石川県小松飛行場滑走路
３ 部隊等：
第６航空団第３０６飛行隊
４ 概 要：
航空自衛隊小松基地所属のＦ－１５戦闘機が、戦闘機戦闘訓練を終えて小松飛行場に帰投した際、脚を格納した状態で着陸した。着陸時胴体下部より出火したが、空自消防により直ちに鎮火した。
操縦者は、脱出して無事であったが、小松飛行場滑走路（民間との共用。）が約４時間に渡って閉鎖されたため、民航機の運航（１０便）に影響を与えることとなった。
なお、滑走路の閉鎖は、１６：００に解除された。
５ 推定原因：
以下の事実が判明していることから、人的要因の可能性が高いと考えられる。
・ 着陸進入中に脚は出されていなかった。
・ 脚ハンドルの下げ操作は、機体の接地後になされていた。
・ 現時点において、機材上の不具合は確認されていない。
６ 事後の対応：
○ 航空自衛隊においては、F-15戦闘機の飛行（実任務を除く。）を一時見合わせるとともに、12月7日（月）は、任務飛行等の一部の飛行のみとし、空自全操縦者等に対し、飛行安全に関わる所要の教育を実施した。
○ 12月8日（火）より、F-15を含む空自機の飛行訓練を順次再開することとした。なお、小松基地におけるF-15戦闘機の飛行訓練再開は、12月14日（月）となった。