09/10/22 18:22:11
>>429
ボフォース対潜ロケット弾といえば、海上自衛隊の対潜兵器の一時代をな
した武器である。
訓練展示などでも、その発射シーンは、人気を博している。
最近どこかの雑誌に「ボフォース対潜ロケット弾は時代遅れの兵器だ」
という記事があったようで、いくつか問い合わせが来た。
確かに、海上自衛隊では、装備体系がそれを物語っている、かに見える。
搭載護衛艦も、いしかり、ゆうばり、ゆうべつの3艦であり、艦載の
対潜兵器はASROCが当たり前の時代となった。
ボフォース対潜ロケット弾は、射程約2000mの対潜前投兵器で
短魚雷のような誘導方式でもなく、ASROCのような長射程でもない。
その意味では、ボフォース対潜ロケット弾は、前時代の武器という側面は否定できない。
しかし、兵器の装備体系というのは、戦略戦術に応じたものであるべきで、国情
に合わないものでは意味がない。