09/10/16 23:00:44
>>301は「いちご煮」をご存知ですか。
「いちご」のいちごは「苺」の苺ではなく「一期一会」のいちごでも
「一言一句」のいちごでも有りません。
たしかに八戸市の市川地区では「市川苺」と固有名詞を付けるほど果物
の苺の栽培が盛んですし、栽培組合さんで統一容器を作成し
て流通するくらいのものです。
その苺は苺の種類と販路が生食に向いていないのでしょうか?苺の種類
が製菓業に好まれる物らしく種類らしく、パッケージデザインがそっけ
無いのは残念です。でも、我々八戸市民は「いじがいじご」と平気で訛っ
て言い放つくらい、全国的に名を馳せている苺で、誇りにもしています。
ですが、「いちご煮」は残念ながらその果物の を使った「苺煮」では有りません。
「いちご煮」は八戸元祖の大変美味な潮汁です。ウニと鮑だけで作
られた大変贅沢なお吸い物です。
中に入っているはウニの卵巣(普通みなさんが生うにとしてお召し上がりの部位)と鮑の身の削ぎ切りです。
繰り返しますが、雲丹と鮑で作られたお吸い物で、決して果物の「苺」を煮込んだものでありません。
お上品に言えば「白く霞んだ汁に浮かぶ野いちごお思わせる雲丹と、野いちごの葉を思わせる鮑。
鮮やかな緑を薫らせる針千の大葉。その三つの醸し出す馥郁たる滋
味に包まれたお吸い物。」とでも申しましょうか,,,。
まだお召し上がりでない方にもきっとご満足頂けるものと確信い
たします。缶詰も出回っておりますが、市内の主要
飲食施設で本来の吸い物仕立ての物が召し上がれますので、是非缶
詰では味わえない澄んだ味のいちご煮をご賞味ください。