09/02/23 21:07:34
〓コソボの少女、日本で手術重ね回復…紛争でやけど負う 「将来、日本で医療の仕事がしたい」と笑顔で〓
2009年2月23日20時40分 読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
旧ユーゴスラビア・セルビアから独立を宣言して1年を迎えたコソボで、11年前に大やけどを負った少女が
日本で手術を重ね、着実に回復している。
ベシアーナ・ムスリーリちゃん(12)は日本語を話したくてたまらない様子だった。「東京ディズニーランドが一番」
「日本の海、すごくきれい」。だが、顔の皮膚移植の跡がつらい過去を思わせる。
コソボの多数派アルバニア系住民に対し、セルビア部隊が攻勢を強めた1998年春。中部スケンデライの自宅を
セルビア部隊の砲撃が襲った。当時1歳9か月のベシアーナちゃんは頭と顔に大やけどを負ったが、地元医療機関は
止血するのがやっとだった。
99年の停戦後、コソボ入りした民間支援団体「ADRA」の日本人スタッフの尽力で、東京で手術が2000年3月に
始まった。渡航はこれまでに計5回。手術費など1500万円は募金でまかなった。
毛根が残る頭皮を引っ張って伸ばし、傷んだところに移植した。「とっても痛かった」とベシアーナちゃん。「でも、ほら」と、
胸元まで伸びた髪をなでる。今夏の手術が最後となる見込みだ。「日本で医療の仕事がしたい」と笑った。
関連ドキュメンタリー
>>63 「サラエボ ~内戦に散った恋人たち~ 」
>>69 「悲しみは癒されるのか ~クロアチア 4年目の難民キャンプ~ 」
>>124 「国連平和維持軍 -前編-」
>>131 「ラジオ船・言論自由号 ~旧ユーゴ・戦乱の地の電波戦~」
>>138 「失われたとき ~サラエボ・戦火の中の子供たち~」