09/02/18 07:30:11
コサック。それは南ロシアの大地に独自の伝統文化を築いた戦闘集団である。
帝政ロシア時代、勇猛果敢な騎馬軍団としてロシアの領土を守り、拡張してきた。
しかし1917年のロシア革命によって、コサックは歴史の闇の中に封印された。
ソ連が崩壊した今、再びコサックの過激で戦闘的な民族主義がロシアに台頭した。
コサックの男たちは、旧ユーゴ内戦において、同じスラブ人であるセルビア人勢力に志願兵・傭兵として赴き、
スラブ人的な選民思想の元、死を恐れず各地の戦いや他民族弾圧に加担した。
それは、コサックの男たちにとって何よりも名誉な行為なのだ。
このドキュメンタリーは、「栄光の歴史の復活」「死を神聖化する宗教」「武力崇拝」などによって
正当化される熱狂的で過激な民族主義が、いかに世界を危険に陥れるかを物語っている。
皆さんは、本作のコサックの人々を観て「こんな危険な人たちが本当にいるのか?」と慄然とするだろう。
しかし、コサックは厳然と存在し、政治・軍事・宗教面で大きな力を振るっているのが今のロシアである。
よみがえるコサック ~ロシア民族主義の台頭~
1994年)-50分-
URLリンク(www.megavideo.com)
--余談--
日本でも一部の人たちが、コサック化した中国中華思想最右翼の下請けたらんと危険な方向を目指している。
言うまでも無く、彼等は、大中国を“崇める”アナクロサヨクや共産系破壊工作員にコサックの姿を見る。
現在の中華思想は、「中国以外を見下す思想」であり「共産党の神格化」であり「武力を賛美」する宗教集団である。
見下されてるのは日本だけにあらず。天安門虐殺事件以降、中国の教科書からは"友好"が消えた。東南アジア諸国は"武力の大小順に"露骨な差別の対象と化した。対日外交など、まだ紳士的な方だ。
これは彼等が"力の信者"に過ぎないことを示している。
自ら大中国の尖兵たらんとする中国ポチサヨクや赤軍残党の“コサック化”という不気味な日本の将来を予想するのはしい。