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陸自:爆破薬なめてみないか…隊員22人中毒で入院 古河
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陸上自衛隊古河駐屯地(茨城県古河市上辺見)は4日、新人隊員に爆破薬をなめさせ22人が急性薬物中毒になったとして、
第4施設群の2等陸尉(26)ら教官3人を減給、監督責任のある同群教育隊長の1等陸尉(31)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、2等陸尉は08年8月29日、城里町の訓練場で実施した新人隊員31人に対する爆破訓練教育中「爆破薬は無害だ。
なめてみないか」など言いながら少量ずつ配った。
興味を示した24人が口に含み、うち22人が吐き気などの急性薬物中毒症状を訴え、2~13日入院した。
同駐屯地は、2等陸尉を減給5分の1(1カ月)にしたほか、2等陸尉に爆破薬が無害との誤った認識を与えたとして、
別部隊で新人1人に爆破薬をなめさせた同群の2等陸曹(35)を同15分の1(2カ月)、過去に爆破薬を食べたと話した第1施設団の3等陸曹(26)を同30分の1(1カ月)にした。
同駐屯地広報担当は「経緯の内部調査に時間がかかった。再発防止に万全を期す」とコメントした。【宮本寛治】