08/10/13 23:15:51
>>172
彼とは福岡県の某県立高校で、1年生のときに同じクラスだった。
彼は成績もいいほうで、体力は抜群、なかなかのイケメンという、かなりの男前だったよ。
彼は航空学生として入隊、俺は自衛隊(広い意味で)に入った。
しかし、高校卒業後、約半年で彼は他界してしまった。俺は相当に驚いた。
あんな強靭なアイツがなぜ・・・と。
話によると、体力測定(だったかな?)で1500mをやって、トップでゴールした直後、ぶっ倒れて意識が無くなり、そのまま病院に搬送されたという。
しかし、走る前に綱引き(だったかな?)をやったそうだが、その時すでに顔面蒼白だったとか。
それでも彼は意地をかけて出走してしまったらしい。
今となっては、いろいろ考えられる原因や予防策は考え付くが、そんなことはどうでもよい。
ただ、1つだけ確実に言えることは、彼はやり遂げなければならないという使命を果たしたのだということだろう。
もちろんそこで死ぬ必要なんて全くなかったが、そこまでやって任務を果たす、固い意志を持った隊員がどれほどいるだろうか。
俺も1人の隊員として、彼の死から学ぶことは多々あった。
今でも彼の死を無駄にしてはいけないと考えている。