08/10/14 00:13:33
【ADHDのACの臨床特徴】
①多弁で長時間、断定的な表現で熱心にしゃべる。初対面から早口でまくし立てるような口調が多い。
話が飛んだり、相手が理解しているかどうかに関わらずどんどんしゃべり続ける。メールの場合は非常に長い。
②自分のことを非常に客観的に「他人事のように」表現することが多い。不利なことでも、
聞いても居ないのに平気でぺらぺら言ってしまう。
③自己評価が異常に低い割には対人緊張がほとんど見られない。
④「困っている」「変わらなければいけない」と強く訴える割に、困っている問題がはっきりしない。
何が辛いのか情緒的に了解しにくいことが多い。
⑤答えを強く要求する。一般的なカウンセリングで「傾聴」しても、「話を聞くだけで何も答えてくれなかった」と満足しない。
⑥ 「人に気を使っている」と訴える割には訴え自体、その訴えをしている態度自体は無神経で思い込みが
激しい印象を受ける。「気を使うという割にはマイペース」という印象。
⑦ 面接の最中にも、泣き出したり、急に冷静になったり、気分や態度が急に変動する。
⑧ ADHDとしては注意欠陥が目立たず、多動性も目立たない。状況が分からない部分と一方的で思い込みが激しいところだけが表面に出ている。
⑨ACとしては、ACらしい悲劇のヒロイン風の「深刻さ」を感じさせず、かえって見当外れの思い込み、漫画的な印象すら受ける。
⑩ 時々自分で「境界例である」と言って受診したり、またうつで受診して境界例と誤診されたりする。
⑪ストレスの多い状況下では統合失調症のような幻覚妄想や、思考混乱を来たすこともある。
激しい精神病症状の割には、薬なしでも急激に治ったりする。
⑫思い込みがあまりに激しいために、時として妄想的にも見える。妄想的な体臭恐怖など。
⑬時として強迫観念や強迫行動もある