08/09/05 01:25:36
今日は，奈良の厚生(共済)の，「裏金」疑惑について，お話します．
隊員のための福利厚生予算には，大きく分けて３つのものがあります．
組合厚生費，職員厚生経費，文化助成費です．
このうち，組合厚生費と職員厚生経費は，年度末に余りが出ても前者は共済組合本部に，後者は国庫に返納されます．
ところが！！ 文化助成費は！！ 年度末に余りが出ても翌年度へ繰り越せるのです！！
即ち！ 単年度予算ではない！
大体，毎年度完璧に示達額の全てを使い切る事など無いでしょう．必ず余りは出てしまいます．
さて，奈良の現状はと言うと，ここでもやはり長年にわたって年度末の残額を翌年度以降へどしどし繰り越していました．
しかし，厚生委員会では毎年示達額全てを使い切ったという発表しかして来なかった．
文化助成費が繰り越し出来る予算であるという説明もしていない．
毎年最初の委員会で，当年度の保有額はその年度に示達される額のみを発表し，繰り越された分は闇に隠れたまま．
その存在を知るのは，厚生の，しかも一部の人間のみとなっている．
そして，今年の初めの委員会でも，そうだった．発表された保有額は約19万円．しかし，実際の保有額は，追求の結果
発表されたデータでは，何と！！約31万円！！ 約12万円もの大金が，隊員一般はおろか厚生の人間もほとんど知らない
うちに蓄積されていたのです．
現在，今までこのような裏金をどう運用して来たか，そして虚偽の発表を続けてきた事に関しての責任を追及している最中です．
我々は，隊員のために使われるべき予算の，1円といえども無駄に使わせません．そして，奴らのためだけの福利厚生に
使わせません．保有額の全ては，1円たりとも秘密にさせません．情報を開示させ，不透明な執行は一切許さないのです．
出納主任，厚生班長，業務課長，業務部長は，この予算について運用する側の責任者であり決裁権者です．
保有額をしっかり把握する「義務」があります．適正執行を為す「義務」があります．
よって，虚偽発表について，「実際の額を知らなかった」という言い訳は職務怠慢です．「間違えた」というのも駄目です．
12万円も間違えますか？不自然でしょう．意図的に隠した裏金と言っても差し支え無しと考えています．