07/08/20 19:33:38
中越沖地震:震源近くは30センチ隆起 「だいち」が観測
新潟県中越沖地震で、沿岸部の最も震源に近い場所では最大約30センチの隆起があった一方、
その南側では、西方向への移動や沈降を含む約15センチの地殻変動があったことが、
陸域観測技術衛星「だいち」が観測した画像の解析で分かった。
宇宙航空研究開発機構と国土地理院がそれぞれ解析した。
画像で、緑からオレンジ色に表示されているのは衛星と地表の距離が近付く方向(地表の隆起)、
青から赤は遠ざかる方向(沈降や西方向へのずれ)の変動を示している。
今回の地震は、陸側の地殻が海側の地殻の上にせり上がる逆断層型で、地理院宇宙測地研究室の
矢来博司・主任研究官は「震源のすぐ東側はせり上がりによって隆起し、震源からやや遠い南側は、
西方向に移動した効果が大きいのではないか」と話している。【須田桃子】
毎日新聞
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
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宇宙航空研究開発機構プレスリリース
平成19年(2007年)新潟県中越沖地震に関する
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による観測の結果について
URLリンク(www.jaxa.jp)