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空自築城基地:拡張計画の白紙撤回、九州防衛局が謝罪--築上町で意見交換会 /福岡
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航空自衛隊築城基地(築上町など)に関する防衛省九州防衛局(福岡市)と町執行部、町議会、地元住民による意見交換会が21日に町内であり、木坂慎一局長は基地の拡張計画で住民の反発をまねいた揚げ句に計画を白紙撤回した経緯について「ご迷惑をかけた」と陳謝した。
白紙撤回に関して同局が謝罪したのは初めて。
拡張計画は基地南東側の農地約4ヘクタールを買収して滑走路に並行する航空機の誘導路を延長し、燃料タンクを2基増設する内容だった。
防衛省は07年度、用地取得費約4億円を計上したが、住民側の反発で執行できないまま08年度に繰り越し、昨年12月に白紙撤回を発表した。
4億円は財務省に返納される。
意見交換会では、こうした経緯を批判する住民に対し、木坂局長は「調整の仕方が悪かった。反省している」と述べた。
住宅防音工事や爆音が激しいカメラミッション訓練の見直しなどを求める住民の要望に対し、同局は従来通りの回答を繰り返したが、問題点の分析を行うことなどは約束した。
意見交換会は地元側の要請で実現。
新川久三町長や基地に近い八津田地区と築城地区の住民による基地対策委の委員、町議会基地対策特別委の委員ら約40人と、防衛省側約10人が出席した。
【出来祥寿】
〔京築版〕
毎日新聞 2009年2月23日 地方版