08/04/22 15:50:52
殺人:容疑の19歳自衛官を逮捕…運転手刺す 鹿児島県警
鹿児島県警加治木署は22日、タクシー車内で運転手を刺して殺害したとして、陸上自衛隊練馬駐屯地(東京都)所属の1等陸士(19)=練馬区=を殺人容疑で逮捕した。
容疑を認めているが、「金が目的ではなかった。人を殺すつもりだった」などと供述しており、同署は1士が無差別に襲った可能性もあるとみて動機を追及している。
調べでは、1士は22日午前2時半ごろ、鹿児島県姶良(あいら)町脇元の国道10号で、タクシー運転手の神薗三郎さん(58)=鹿児島市坂之上6=の首をナイフのような刃物で刺し、殺害した疑い。
売上金は車内に残されていた。「JR鹿児島中央駅からタクシーに乗った」と供述しているという。
1士が所属している陸上自衛隊東部方面総監部(東京都)などによると、1士は北海道出身で、07年3月、東京の練馬駐屯地に入隊した。
1士は3月19日夕方から外出し、2日間の休暇が終わる21日夜までに独身寮に帰らなかった。駐屯地から連絡を受けた家族が同22日、北海道警に捜索願を出していた。県警は、なぜ鹿児島に来たのか追及している。
タクシーは国道脇の土手にぶつかった状態で停車していた。付近を通りかかった車から110番を受け、駆け付けた署員が、車内で血だらけになって死亡している神薗さんを発見。
刃物は神薗さんのそばに落ちていた。その後、近くの交番から「自分がやった」と同署に電話があり、駆けつけた署員が交番内にいた1士から事情を聴き、容疑を認めたため緊急逮捕した。
同駐屯地の第1普通科連隊長の工藤天彦(たかひこ)・1一等陸佐は「国民の生命財産を守るべき自衛官がこのようなことを起こしたことは遺憾。今後は更に指導徹底し、再発防止に努める」とコメントした。【福岡静哉、大塚仁】
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